プロッサー総裁:潜在成長率の損失を金融政策で補うべきでない

米フィラデルフィア連銀のプロッサ ー総裁は4日、政策当局者は金融危機が引き起こした潜在成長率の恒久 的な損失を埋め合わせようとすべきではないとの見解を示した。同総裁 は連邦準備制度理事会(FRB)による債券購入に反対している。

同総裁はフィラデルフィアでの会議で講演し、「そのような恒久的 な衝撃を相殺し、ギャップとみられるものを埋め合わせるために金融政 策を利用する取り組みは効果がない公算が大きく、恐らく逆効果になる ことさえある」と発言。「実体経済は最終的には、このような恒久的な 衝撃に適応しなければならない」とし、「金融政策はこうした現実の調 整のコストないし必要性を相殺できない」と指摘した。

今年、連邦公開市場委員会(FOMC)の投票権を持つプロッサー 総裁はFRBの債券購入第2弾と第3弾について、成長押し上げにほと んど寄与しない一方で将来のインフレリスクを増大させたとして反対の 立場を表明。これに対し、同じ会議で講演したボストン連銀のローゼン グレン総裁はインフレ率が目標の2%を下回っているなかで当局者は刺 激策の縮小を急ぐべきではないと主張した。

プロッサー総裁は先月のFOMCで毎月の債券購入額が850億ドル (約8兆9100億円)から750億ドルに縮小されたことについて記者団に 対し、「正しい動きだった」と述べ、「もっと早く行っていたら良かっ たが、正しい方向に前進したことに満足している」と語った。同総裁は その上で、「このプロセスの加速を検討してはならない理由はない」と し、「緩やかな解消に反対ではないが、どちらかといえばより速いペー スで推し進め、割合早く終わらせることを望む」と説明した。

原題:Plosser Warns Fed Shouldn’t Try to Offset Potential GDP Loss (1)(抜粋)

恐らく

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