米国株(3日):S&P500種続落、FRB議長発言が焦点

米株式相場は続落。金融緩和策や景 気の強さに関する米連邦準備制度理事会(FRB)当局者らの発言が重 要視された。

ゼネラル・モーターズ(GM)は3.4%下落。12月の米自動車販売 台数が予想に届かなかったことが背景。スプリントは4.4%安。スタイ フェル・ニコラウスは同社の投資判断を「ホールド」から「売り」に引 き下げた。一方、サイバーセキュリティサービスを手掛けるファイアー アイは39%急伸。同社は同業のマンディアントを10億5000万ドル (約1100億円)で買収した。

S&P500種株価指数は前日比0.1%未満下げて1831.37。ダウ工業 株30種平均は28.64ドル(0.2%)高の16469.99ドル。

ナショナル・セキュリティーズのチーフ市場ストラテジスト、ドナ ルド・セルキン氏は電話インタビューで、「前日の売りを受けて、きょ うはポートフォリオの調整や多少のバーゲンハンティングが見られる」 と指摘。「前日の下げを説明するファンダメンタルな理由は何もない。 誰もががくぜんとした」と述べた。

S&P500種はこの日、もみ合う展開で一時は0.2%下げていたが、 バーナンキFRB議長の発言を受けて持ち直す場面もあった。議長は米 国の経済活動を抑制していた向かい風は弱まりつつあり、成長は加速の 時期を迎えているとの認識を示した。同株価指数はしかし、引け際30分 間で上げを消した。

「望ましい状況」

バーナンキ議長はフィラデルフィアでの講演で「金融環境は改善し 住宅市場の不均衡もかなり是正されている。また財政面からの抑制が低 下し、そしてもちろん金融緩和政策は継続している。これらの要素が相 まって、向こう数四半期に経済が成長する上で望ましい状況となってい る」と述べた。

議長はまた債券購入プログラムの縮小決定については、「必要な期 間において、極めて緩和的な金融政策を続けることへのコミットメント の弱まりを示唆してはいない」と説明した。

リッチモンド連銀のラッカー総裁はボルティモアで行われたフォー ラムで講演し、「資産購入プログラムの終了に向けたプロセスに着手す ることは理にかなっている。今後の会合で資産購入ペースのさらなる減 速が検討されるだろう」と話した。

S&P500種の業種別10指数中、この日は7指数が下落。通信サー ビス株指数の下げが最もきつかった。ベライゾン・コミュニケーション ズは1.2%安と、ダウ平均の値下がり率トップ。

スプリントが安い

スプリントは4.4%安。スタイフェルは同社の投資判断を引き下 げ、競合するTモバイルUSとの統合に関して規制当局の承認を得るの に苦戦するとの見方を示した。

GMは3.4%下落。12月の販売台数は前年同月比6.3%減少した。ア ナリストの予想平均は増加だった。

一方、ファイアーアイは39%急伸し、昨年9月に新規上場して以来 の最高値を記録した。

原題:U.S. Stocks Fall a 2nd Day as Investors Weigh Bernanke Comments(抜粋)

--取材協力:Trista Kelley. Editor: Jeremy Herron

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