1月3日の米国マーケットサマリー:円は週間で上昇、株続落

ニューヨークの為替・株式・債 券・商品相場は次の通り。(表はNY午後4時現在)

為替         スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.3585   1.3672
ドル/円            104.80   104.81
ユーロ/円          142.37   143.29


株                 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率
ダウ工業株30種       16,469.99     +28.64     +.2%
S&P500種           1,831.37      -.61      .0%
ナスダック総合指数    4,131.91     -11.16     -.3%


債券          直近利回り 前営業日比
米国債2年物      .40%        +.02
米国債10年物     2.99%       +.00
米国債30年物     3.92%       +.00


商品 (中心限月)                     終値   前営業日比 変化率
COMEX金     (ドル/オンス)  1,238.60    +13.40   +1.09%
原油先物         (ドル/バレル)   94.21     -1.23    -1.29%

◎NY外国為替市場

ニューヨーク外国為替市場では、主要通貨の中でも昨年特に大きく 値下がりした円とオーストラリア・ドルが週間ベースで上昇した。上昇 率は少なくともここ2カ月で最大となった。両通貨の最近の下げは行き 過ぎとの見方が背景にある。

週間ベースのドルは対ユーロで昨年11月以来で最大の値上がり。バ ーナンキ連邦準備制度理事会(FRB)議長はこの日、米景気に対する 向かい風が弱まりつつある可能性を指摘した。円は対ユーロで続伸。日 本企業による海外利益の本国送金(レパトリエーション)で円買いが進 むとの見方が背景。

ウェスタン・ユニオン・ビジネス・ソリューションズのシニア市場 アナリスト、ラビ・バラドワジ氏(ワシントン在勤)は「円レパトリエ ーションの流れは月末にかけて続くだろう」と述べた。

ニューヨーク時間午後3時42分現在、円は対ドルでほぼ変わらずの 1ドル=104円76銭。週間では0.4%高と、10月18日終了週以来で最大だ った。円は対ユーロで0.6%高の1ユーロ=142円37銭。ユーロは対ドル で0.6%下げて1ユーロ=1.3602ドル。週間ベースでは1.2%安。

オーストラリア・ドルは対米ドルで0.5%高の1豪ドル=89.54米セ ント。週間では1%上昇。10月18日終了週以来で初のプラスとなった。

◎米国株式市場

米株式相場は続落。金融緩和策や景気の強さに関する米連邦準備制 度理事会(FRB)当局者の発言が重要視された。

ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種株価指 数は前日比0.1%未満下げて1831.37。ダウ工業株30種平均は28.64ドル (0.2%)高の16469.99ドル。

ナショナル・セキュリティーズのチーフ市場ストラテジスト、ドナ ルド・セルキン氏は電話インタビューで、「前日の売りを受けて、きょ うはポートフォリオの調整や多少のバーゲンハンティングが見られる」 と指摘。「前日の売りを説明するファンダメンタルな理由は何もない。 誰もががくぜんとした」と述べた。

◎米国債市場

米国債市場では利回りが2011年以来の高水準近くで推移した。米連 邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長は米経済への向かい風が 弱まりつつある可能性を指摘し、成長加速の環境が整うとの認識を示し た。

10年債利回りは3週間ぶりの小幅なレンジで推移した。トレーダー のインフレ見通しを示す指標は昨年9月以来の水準に上昇した。ニュー ヨーク連銀は6日から米国債の購入金額を縮小し始める。来週発表の12 月の雇用統計では、雇用者数の伸び減速が見込まれている。

クレディ・スイス・グループの金利ストラテジスト、アイラ・ジャ ージー氏はブルームバーグラジオとのインタビューで、「市場は基本的 に金融当局がしばらく現在の姿勢を維持するとみているが、中長期的に は成長とインフレが上向くことからインフレ高進と金利上昇がやや進む ことも懸念している」と指摘した。

ニューヨーク時間午後2時40分現在、10年債利回りは前日比ほぼ変 わらずの2.99%。前日には一時3.05%と、2011年7月以来の高水準を付 けた。同年債(表面利率2.75%、2023年11月償還)価格はこの日、1/32 上昇し98ちょうど。

◎NY金先物市場

ニューヨーク金先物相場は続伸。2週間ぶりの高値となった。延べ 棒やコインの需要が増加しつつあるとの兆しを背景に、買いが優勢とな った。イスタンブール金取引所の2日のデータによれば、トルコの金輸 入は昨年12月に64%増えた。

金現物取引のオンラインサービスを手掛けるブリオンボールトのバ イスプレジデント、ミゲル・ペレスサンタラ氏は電話インタビューで、 「最近の下落は買いの好機だとの見方が広がっている」と指摘。「ポジ ションを増やしているトレーダーもいる」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物2 月限は前日比1.1%高の1オンス=1238.60ドルで終了。一時は1239.60 ドルと、中心限月としては昨年12月18日以来の高値をつけた。週間では 2%上昇し、10月25日終了週以来の大幅高となった。

◎NY原油先物市場

ニューヨーク原油先物相場は4日続落。米エネルギー情報局 (EIA)統計で、留出油とガソリンの在庫増加が示された。週間ベー スでは1年7カ月ぶりの大幅安となった。

エネルギー関連の商品に重点を置くヘッジファンド、アゲイン・キ ャピタル(ニューヨーク)のパートナー、ジョン・キルダフ氏は「統計 のポイントは留出油在庫の大幅増加だ」と指摘。「この時期の留出油は 石油価格全体をリードし、これまでその強い需要が価格を押し上げてき た。それが落ち込んでしまったようだ」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物2月限は前日 比1.48ドル(1.55%)安の1バレル=93.96ドルと、終値としては昨 年12月2日以来の安値となった。週間では6.3%の値下がり。

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