バーナンキFRB議長:米経済の向かい風弱まる-成長は加速へ

米連邦準備制度理事会(FRB)の バーナンキ議長は、米国の経済活動を抑制していた向かい風は弱まりつ つあり、成長は加速の時期を迎えているとの認識を示した。バーナンキ 議長の任期は終了が近づいている。

議長は3日、フィラデルフィアで講演。「金融環境は改善し住宅市 場の不均衡もかなり是正されている。また財政面からの抑制が低下し、 そしてもちろん金融緩和政策は継続している。これらの要素が相まっ て、向こう数四半期に経済が成長する上で望ましい状況となっている」 と述べた。その上で「もちろん、過去数年間の経験から何か教訓を学ぶ とすればそれは、われわれは自身の予測に慎重であるべきだということ だ」と加えた。

バーナンキ氏はFRB議長を8年間務め、1930年代以降で最も深刻 な住宅・金融危機の中で経済の舵取りをしてきた。この日の講演内容は こうした経験を振り返る内容となった。

また債券購入プログラムの縮小決定については、「必要な期間にお いて、極めて緩和的な金融政策を続けることへのコミットメントの弱ま りを示唆してはいない」と説明した。

バーナンキ議長は、雇用者数が2010年以降に750万人増えたほか、 リセッション(景気後退)終了後の17四半期のうち16四半期で経済がプ ラス成長となったことを挙げ、将来の金利の道筋に関する情報の提供を 増やすことも含め金融政策が奏功していることの証拠だと指摘した。

議長は「4年半ほど前に回復が始まって以降、経済は目覚しい改善 を見せてきた」と述べた。バーナンキ議長の任期は今月31日で終了す る。

原題:Bernanke Sees Headwinds Fading as U.S. Poised for Growth (1)(抜粋)

--取材協力:Jeff Kearns. Editors: James L Tyson, Chris Wellisz

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