米国株(2日):下落で新年スタート、S&P500は08年以来初

米株式相場は下落。S&P500種株 価指数は2008年以降で初めて値下がりして新年のスタートを切った。同 株価指数は昨年、年間ベースで1997年以来の大幅な上昇率を記録した。

アップルは1.4%安。ウェルズ・ファーゴが同社の投資判断を引き 下げたことがきっかけで、テクノロジー株指数は1.1%下げた。ゴール ドマン・サックス・グループが売り銘柄に指定した半導体のアナログ・ デバイセズは3.2%下落。一方、産金のニューモント・マイニングは 4%上昇。ニューヨークの金先物相場が3週間ぶりの大幅高となったこ とが手掛かり。

S&P500種株価指数は前営業日比16.38ポイント(0.9%)安 の1831.98と、3週間ぶりの大幅下落。ダウ工業株30種平均は135.31ド ル(0.8%)下げて16441.35ドル。

オクトパス・インベストメンツの投資ディレクター、オリバー・ウ ォリン氏(ロンドン在勤)は電話インタビューで、「市場は興奮し過ぎ ているため、われわれ同様に多くの参加者が調整を警戒しているよう だ」と指摘。「問題はタイミングだ。参加者の多くは引き続き上昇相場 の流れに乗ることを望んでいるが、同時に神経質にもなっている。引き 揚げのタイミングを見計らいつつも、短期的にはもうけられることも知 っている」と述べた。

S&P500種は2013年に30%上昇し、1999年以降で初めて最高値を 更新して一年を終えた。ダウ平均は年間で27%上げて、1995年以来の大 幅な上昇となった。

リターンは今年減速の見通し

ブルームバーグがストラテジストを対象にまとめた調査の平均値に よると、株式のリターンは今年減速し、S&P500種は1950で2014年を 終える見込みだ。これは昨年末から5.5%上昇することを意味する。

グリーンウッド・キャピタル・アソシエーツのウォルター・トッド 最高投資責任者(CIO)は電話インタビューで、「今回の売りがトレ ンドになるとは考えていない」と指摘。「実際には、決算シーズンや1 月が進むにつれて市場は上昇すると予想している。企業のファンダメン タルズや見通しが分かり始めれば、相場動向を決定づけるだろう」と述 べた。

ブルームバーグがまとめたアナリスト調査によれば、S&P500種 採用銘柄の昨年10-12月(第4四半期)の利益は5.2%の増加が見込ま れている。アルコアが9日の引け後に業績を発表し、決算シーズンが事 実上始まる。

S&P500種の業種別10指数はこの日すべてが下落。公益や石油・ ガス株指数の下げが目立った。エクソンモービルは1.4%安。

アップルが安い

アップルは1.4%安。ウェルズ・ファーゴのアナリスト、メイナー ド・アム氏はアップルの粗利益が今年圧迫されると指摘し、投資判断を 「アウトパフォーム」から「マーケットパフォーム」に引き下げた。

アナログ・デバイセズは3.2%下落。ゴールドマン・サックスのア ナリスト、ジェームズ・コベロ氏は同社の投資判断を「ニュートラル」 から「売り」に引き下げ、株価目標も下方修正した。

ニューモント・マイニングは4%高。金先物2月限は前営業日 比1.9%上昇して終了した。

原題:S&P 500 Retreats to Start Year Lower for First Time Since 2008(抜粋)

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