1月2日の米国マーケットサマリー:株はマイナスのスタート

ニューヨークの為替・株式・債 券・商品相場は次の通り。(表はNY午後4時現在)

為替         スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.3667   1.3763
ドル/円            104.75   105.25
ユーロ/円          143.17   144.84


株                 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率
ダウ工業株30種       16,441.35     -135.31    -.8%
S&P500種           1,831.98     -16.38     -.9%
ナスダック総合指数    4,143.07     -33.52     -.8%


債券          直近利回り 前営業日比
米国債2年物      .38%        +.00
米国債10年物     2.98%       -.04
米国債30年物     3.92%       -.05


商品 (中心限月)                     終値   前営業日比 変化率
COMEX金     (ドル/オンス)  1,225.20    +22.90   +1.90%
原油先物         (ドル/バレル)   95.49     -2.93    -2.98%

◎NY外国為替市場

2日のニューヨーク外国為替市場ではユーロが対ドルで下落。欧米 間の金融政策には相違があり、2013年に大きく上昇したユーロはしばら く上げ一服になるとの見方が広がった。

円は対ドルで上昇。一時は2008年以来の安値に下げた。日本銀行の 黒田東彦総裁が2%のインフレが安定的に持続するまで今の政策を続け る意向を示したことが手掛かり。ユーロは主要通貨の大半に対して下落 した。ラトビアは1日、欧州単一通貨ユーロを導入した。これによりユ ーロ圏は18カ国体制となった。

ファロス・トレーディング(コネティカット州スタンフォード)の 調査責任者ダン・ドロー氏はユーロの下落について、「昨年からの巻き 戻しによるところが多い」と述べ、「約1週間前に動いた利回り格差に つられた下げだ。これが根本的な材料になっている」と続けた。

ニューヨーク時間午後3時1分現在、ユーロは対ドルで0.8%下落 して1ユーロ=1.3655ドル。一時は12月20日以来の安値となる1.3630ド ルをつけた。ドルは対円で0.6%下げて1ドル=104円70銭。08年10月以 来の高値となる105円44銭をつける場面もあった。円は対ユーロで1.3% 上昇して1ユーロ=142円97銭。

◎米国株式市場

米株式相場は下落。S&P500種株価指数は2008年以降で初めて値 下がりして新年のスタートを切った。同株価指数は昨年、年間ベース で1997年以来の大幅な上昇率を記録した。

ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種株価指 数は前営業日比16.38ポイント(0.9%)安の1831.98と、3週間ぶりの 大幅下落。ダウ工業株30種平均は135.31ドル(0.8%)下げて16441.35 ドル。

オクトパス・インベストメンツの投資ディレクター、オリバー・ウ ォリン氏(ロンドン在勤)は電話インタビューで、「市場は興奮し過ぎ ているため、われわれ同様に多くの参加者が調整を警戒しているよう だ」と指摘。「問題はタイミングだ。参加者の多くは引き続き上昇相場 の流れに乗ることを望んでいるが、同時に神経質にもなっている。引き 揚げのタイミングを見守りつつも、短期的にはもうけられることも知っ ている」と述べた。

◎米国債市場

米国債市場では10年債利回りが約2年ぶり高水準から低下。市場で は経済が十分改善し、金融当局が年内に債券購入プログラムを終了でき るかをめぐりさまざまな観測が広がっている。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチのデータによれ ば、米国債の2013年の年間リターンはマイナス3.4%。年間でマイナス となるのは、09年(マイナス3.7%)以降では初めて。この日は米国株 が 下げ、新規失業保険申請件数は減少した。また来週発表の昨年12月 の米雇用統計では、雇用者増が継続すると予想されている。この日はま た、ISM製造業景況指数が前月比で低下した。

モルガン・スタンレー・スミス・バーニーの債券ストラテジスト、 ケビン・フラナガン氏(ニューヨーク州パーチェス在勤)は「10年債利 回りは今後も少しずつ上昇するだろう。ただ、一本調子での上昇にはな らない」とし、「3%の節目を上回れば買いも入る。トレンドとしては 上昇だが、一気に大きく上昇するというよりはじりじり上がっていくと いう感じだ」と述べた。

ニューヨーク時間午後2時57分現在、10年債利回りは5ベーシスポ イント(bp、1bp=0.01%)低下の2.98%。一時3.05%と、11年7 月以来の高水準を付けた。同年債(表面利率2.75%、2023年11月償還) 価格は13/32上昇し98 1/32。

10年債利回りは13年に年間で1.27ポイント上昇。過去10年間の平均 利回りは3.49%。

◎NY金先物市場

ニューヨーク金先物相場は上昇。3週間ぶりの大幅高となった。延 べ棒や宝飾品の需要がアジアで増加するとの観測が背景。インド準備銀 行(中央銀行)は12月31日に金の輸入規制を一部緩和した。

TDセキュリティーズのバイスプレジデント、スティーブ・スカカ ロシ氏はリポートで「アジアからの現物需要は引き続き顕在化すると当 社では予想しており、インドが規制を一部緩和したことも需要増加につ ながるだろう」と指摘。「市場は今、押し目買いの機会を狙っている」 と続けた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物2 月限は前営業日比1.9%高の1オンス=1225.20ドルで終了。中心限月と しては12月10日以来の大幅上昇となった。

◎NY原油先物市場

ニューヨーク原油先物相場は3日続落。ほぼ1年2カ月ぶりの大幅 安となった。失業保険統計や製造業指数が景気回復を示し、金融当局が 緩和規模をさらに縮小するとの懸念が強まった。

ストラテジック・エナジー・アンド・エコノミック・リサーチ(マ サチューセッツ州ウィンチェスター)のマイケル・リンチ社長は「一段 の緩和縮小観測がこの日の主な材料だ。景気改善見通しと燃料需要の増 加は既に織り込まれているようだ」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物2月限は前営業 日比2.98ドル(3.03%)安の1バレル=95.44ドルで終了。2012年11月 7日以来の大幅安となった。

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