中国国務院は今年の経済成長率が目 標の7.5%を上回る7.6%になる可能性が高いとの見通しを示した。国営 新華社通信が国務院の報告書を引用して伝えた。

新華社によれば、2015年までの第12次5カ年計画の実施状況に関す る中期評価報告で成長予想が示された。報告書は、経済成長は減速傾向 にあるものの、11年以降予想を上回る状態が続いているとしている。

中国の国内総生産(GDP)は前年同期比伸び率が今年に入って2 四半期連続で鈍化した後、7-9月(第3四半期)に加速。李克強首相 が今年の成長目標達成に向けて、工業生産・投資の促進に動いているこ とが寄与した。ブルームバーグ・ニュースが今月実施したアナリスト調 査の予想中央値によれば、指導部が成長重視からの転換を目指す中で、 来年の成長率は7.4%と今年の7.6%を下回り、24年ぶりの低い伸びにな ると見込まれる。

新華社通信は、世界的な景気回復には不確定要素があり、国際市場 は力強い需要を生むには至っていないと分析する中国国家発展改革委員 会(発改委)の徐紹史主任の見解を伝えた。徐主任は中国が直面する課 題として、過剰生産能力と地方政府債務をめぐるリスクの高まりを挙げ たという。

国務院の報告書はまた、経済の大きな変動を避けるために財政や金 融、産業、土地利用、環境といった政策を一体的に運用し、金利の柔軟 性を一段と高める方針を示したと新華社は伝えた。

財新網は16日、13日に終了した中央経済工作会議に言及し、中国当 局が来年の成長率目標を約7.5%に設定したと報じていた。

原題:China Estimates 2013 Economic Growth to Beat Target, Xinhua Says(抜粋)