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孫正義氏が銀行に接触、米スプリントのTモバイル買収模索で

ソフトバンクの孫正義社長は、傘下 の米スプリントを通じて2014年にTモバイルUSの過半数株式を取得す る可能性を模索しており、すでにクレディ・スイス・グループやゴール ドマン・サックス・グループ、みずほ銀行など複数銀行に接触し、買収 資金調達を協議している。事情に詳しい複数の関係者が述べた。

話し合いが非公開だとして匿名を条件に述べた同関係者らによる と、孫氏はTモバイルUSの取得計画にあたっては約200億ドル(約2 兆810億円)の資金調達を望んでいる。孫氏が接触した銀行にはこの他 にドイツ銀行やJPモルガン・チェースも含まれる。またレイン・グル ープが助言役を務めているという。これらの6社はソフトバンクが米ス プリントを買収した際にも資金面および助言で支援している。

関係者によると、計画ではドイツテレコムの持ち分67%を現金を買 収し、Tモバイルの経営権を握った上で、スプリントと経営統合する。 実現すれば、米携帯電話業界3位と4位が統合することになる。ドイツ テレコムは米国部門のTモバイルがほとんど採算の取れてこなかったこ とから、持ち分160億ドル相当を売却する構えを見せていた。

2人の関係者の話では、ドイツテレコムは孫氏やスプリントとTモ バイルの持ち分についてまだ協議を行ってはいないが、同社は売却に柔 軟な姿勢。孫氏と銀行との協議は初期段階であるものの、これまでの反 応からみて買収資金は調達可能だと、関係者の1人は語った。

Tモバイルの株価は20日のニューヨーク市場で前日比4.7%高の31 ドル。スプリントは7%近く値上がりした。

原題:SoftBank’s Son Said to Approach Banks to Fund T-Mobile Deal (2)(抜粋)

--取材協力:Scott Moritz、Matthew Monks. Editors: Nick Turner, 西前 明子

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