ソニーは楽曲情報などのデータベー スを提供するグレースノートの売却を検討しており、フランク・クアト ロン氏率いる投資銀行カタリスト・パートナーズを起用した。これにつ いて報告を受けた関係者2人が明らかにした。

関係者の1人によれば、グレースノートの年間売上高は1億-2億 ドル(約103億-205億円)。独立企業となることを目指し、プライベー トエクイティ(PE、未公開株)投資会社と協議しているという。売却 に向けたプロセスがまだ早い段階にあるとして匿名を条件に語った。ソ ニーは2008年にグレースノートを約2億6000万ドルで買収した。同関係 者によると、年内に合意に達する可能性がある。

グレースノートのソフトはスマートフォン(多機能携帯電話)向け の多くの音楽アプリで利用されている。また、個人がどんな番組を見て いるかを広告主が把握し、視聴者層に応じて広告を打てるように、同社 のソフトをテレビに取り入れる事業も展開している。

関係者はソニーが提示する価格や売却先候補について言及しなかっ た。グレースノートの広報担当スノク・パク氏は同社はうわさや臆測に コメントしないと述べた。ソニー広報のダン・レース氏もコメントを控 えた。カタリスト広報のサリー・パーマー氏にコメントを求めるメッセ ージを送ったが、今のところ返答はない。

報告を受けた別の関係者によると、ソニーは合意に際しグレースノ ートへの一定の出資継続を決める可能性もある。同社の技術はスマホや テレビなどソニー製品の多くに搭載されている。

グレースノート売却はまだまとまっておらず、白紙になる可能性も 依然ある。

原題:Sony Said to Explore Sale of Gracenote Audio-Recognition Service(抜粋)

--取材協力:Cliff Edwards、Mark Milian. Editors: Jillian Ward, Reed Stevenson

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