コンテンツにスキップする

独ティッセン、新日鉄住金とミタルに米工場売却へ-15.5億ドル

ドイツの鉄鋼最大手ティッセンクル ップは米工場を欧州アルセロール・ミタルと新日鉄住金に15億5000万ド ル(約1590億円)で売却することで合意したと発表した。また時価総額 の最大10%相当を増資する計画も明らかにした。

29日の発表によると、合意にはアラバマ州にある工場売却のほか、 アルセロール・新日鉄側がティッセンのブラジルCSA工場から年 間200万トンのスラブを6年間購入する契約も盛り込まれた。同社は1 年半前からアラバマ州とブラジル・リオデジャネイロ州の工場売却を模 索していた。

ティッセンの時価総額は29日の株式市場終了時点で99億1000万ユー ロ(約1兆3800億円)。

同社がこの日発表した9月期(通期)決算は純損失が14億ユーロ と、3年連続の赤字となった。同期について配当を実施しないことも明 らかにした。

発表を受けて、新日鉄住金の樋口眞哉副社長は30日、記者会見し、 米工場を買収した背景について、北米に進出する日本の自動車メーカー など「われわれにはカスタマーベース(顧客層)がきちっとある」と し、「当社とアルセロールミタルがやる方が価値を高められる」との見 方を明らかにした。さらに米工場は短期間で黒字化が可能としたうえ で、同社にとっては買収金額は割安と強調した。

原題:ThyssenKrupp Plans to Boost Capital, Agrees to Sell U.S. Plant(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE