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スペイン見通し「安定的」、ジャンク転落リスク後退-S&P

米格付け会社スタンダード・アン ド・プアーズ(S&P)は29日、スペインの格付け見通しを「ステーブ ル(安定的)」とし、従来の「ネガティブ(弱含み)」から引き上げ た。格付け自体は長期が「BBB-」、短期は「A-3」で据え置い た。

S&Pは発表文で「経済成長が徐々に回復するに伴い、スペインの 対外ポジションが改善している」と指摘。また、多様で有望なスペイン 経済が現在の格付けを支えるの見方を示した。一方、高い失業率と賃金 および支出の削減が需要を抑制しているため、成長に対する「強い逆風 は続いている」との認識も示した。

スペインの実質成長率については、13年がマイナス1.2%、14年を プラス0.8%、15年をプラス1.2%と予想した。

S&Pはスペインの13年の政府一般財政赤字(銀行業界支援分を除 く)を国内総生産(GDP)の6.5%程度と見積もり、同比率について 「スペイン政府は14年の目標としている5.8%をおおよそ達成すると見 込まれるものの、追加の赤字削減措置が幾分必要な可能性がある」との 見方を示した。

「現在の景気回復が財政再建ペースに大きな影響を与えるとは考え ていない」とし、16年の政府一般財政の純債務はGDPの93%と、13年 の83%から拡大すると予想した。

S&Pの発表後のロンドン時間午前の取引でスペイン10年債利回り は前日比4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の4.11%。 2年債は3bp低下の1.35%。

原題:Spain’s Outlook Raised at S&P as Netherlands Loses Top Rank (1)(抜粋)

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