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オランダの格付け「AA+」に下げ、「AAA」から-S&P

ユーロ圏第5の経済規模を持つオラ ンダは、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)による最上級格付 けを失った。S&Pは同国の弱い成長見通しを理由に、信用格付けを 「AAA」から引き下げた。

S&Pは29日の発表文で、「オランダの成長は当社の従来見通しよ りも弱くなるもようだ。国民1人当たりの実質国内総生産(GDP)伸 び率のトレンドも、経済発展度が同様に高い国に比べ、低い状態が続い ている」と指摘し、オランダの格付けを1段階低い「AA+」とした。 ただ、見通しは「ステーブル(安定的)」とし、「ネガティブ(弱含 み)」から引き上げたした。

ダイセルブルーム蘭財務相は、格下げは「残念だ」としながらも、 同国の調達コストに「重大な影響」があるとは考えていないと述べた。

オランダ経済は2008年に始まった世界金融危機以降、3回リセッシ ョン(景気後退)に陥った。S&Pは12年1月にオランダの格付け見通 しをネガティブとし、経済がさらに低迷すれば12、13年中に格下げする 確率が少なくとも3分の1あるとしていた。

S&Pは、オランダの「実質GDPが08年の水準を超えるのは17年 以降になると予想される。強い純輸出の成長への貢献は、内需の弱さを 補うのに十分ではなかった」と指摘。「家計債務の高水準と住宅価格下 落が個人消費の重しになった」と分析した。

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