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海外勢、4週連続で日本株買い越す-個人売り、11月3週需給

11月第3週(18-22日)の日本株市 場で、海外投資家が4週連続で買い越したことが東京証券取引所のデー タで分かった。為替の円安加速で日本企業の業績期待が広がったほか、 欧米株式の強い展開が続き、潤沢な投資資金が日本にも流入したとみら れている。

東証が28日午後に発表した投資部門別売買状況(東京、名古屋2市 場1・2部等合計)によると、第3週に海外投資家は差し引き6477億円 を買い越した。前の週の買越額は1兆1721億円と、4月2週(1兆5865 億円)に次ぐ過去2番目の多さだった。

野村証券エクイティ・ストラテジー・チームの柚木純ストラテジス トは、「多くの海外勢の母国市場に当たる米国株が引き続き堅調だった ため、リスク資産に資金を振り向けやすかった」とみている。また、半 年ぶりに1ドル=101円台まで円安が進み、「日本企業の業績改善に対 する期待が強まり、外国人の買い意欲を高めた面もある」と言う。

第3週の日経平均株価は、前の週末に比べ215円80銭(1.4%)高の 1万5381円72銭と続伸。同週の米国株は、雇用関連指標の改善などを背 景にダウ工業株30種平均が初めて終値で1万6000ドルに乗せ、S& P500種株価指数は週間で7週連続高と、2008年リーマン・ショック以 降の最長記録に並んだ。

一方、売り主体では個人投資家が4週連続で売り越し、売越額 は5002億円。柚木氏は、「相場上昇局面を捉えた逆張りによる売りに加 え、年内の証券優遇税制の廃止を控えた換金売りも膨らんだ」と指摘す る。もっとも、信用取引では買い越し(434億円)に転じており、「相 場の先高観が高まってきている様子がうかがえる」とも話した。

このほか、年金資金の動向などを反映する信託銀行が2週連続で売 り越し(売越額761億円)。投資信託が4週ぶり(383億円)、生保・損 保が12週連続(254億円)、企業の自社株買いなどを反映する事業法人 は2週連続(219億円)でそれぞれ売り越した。

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