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イタリア首相、中銀株を売買する市場創設を計画-国内銀支援で

イタリアのレッタ首相は同国中銀の 株式を売買する市場を創設する計画だ。同株を1936年以来保有してきた 国内商業銀行の資本増強を支援するのが狙い。

サッコマンニ財務相は27日、ローマでの記者会見で、同市場が創設 されればウニクレディトやインテーザ・サンパオロなどは保有するイタ リア銀行(中央銀行)の株式を規制上の適格自己資本に含めることが可 能になると述べた。政府は同株の市場価値を上げるため、同中銀に法定 準備金を活用した増資と増配を認める方針。

同財務相は「われわれは公開会社のような状況を作り出すだろう」 と発言。「そうなれば同中銀株の持ち分は再評価されて適格自己資本に 含められ、銀行の自己資本比率改善を助ける」と説明した。

レッタ首相(47)は、2年にわたるリセッション(景気後退)に苦 しみながらも欧州中央銀行(ECB)による査定への準備を進めている 国内銀を支援している。ウニクレディトとインテーザ・サンパオロは合 わせてイタリア銀行株の約52%を保有。同株の市場が機能するようにな れば、2行は持ち株比率を5%以下に引き下げるよう求められる見込 み。

イタリア政府によれば、同市場は年金基金や保険会社、非営利の銀 行団体のほか、国内銀と欧州銀に門戸を開く。

27日に閣議承認されたレッタ首相の計画によると、同中銀は法定準 備金を活用し、資本を最大75億ユーロ(約1兆400億円)まで拡大する 可能性がある。年間配当は資本の6%が上限とされた。

原題:Bank of Italy Stock to Trade as Letta Aids Commercial Lenders(抜粋)

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