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ブラジル中銀が6回連続利上げ、政策金利10%-高インフレで

ブラジル中央銀行は27日の金融政策 委員会で、政策金利を0.5ポイント引き上げ10%とすることを全会一致 で決めた。利上げは6会合連続。通貨安や財政赤字の拡大でインフレ圧 力が高まっている。

ブルームバーグがエコノミスト52人を対象に行った調査では、50人 が今回の結果を予想。残り2人は0.25ポイントの利上げ見通しを示して いた。

ブラジル中銀はウェブサイトに掲載した声明で今回の決定につい て、「2013年4月に始めた政策金利調整に継続性を持たせる」ためだと 説明した。前回の利上げ決定後には、14年のインフレ率の持続的鈍化を 確実にするためだとしていたが、この文言は今回の声明で削除した。

同中銀は4月以来、政策金利を計2.75ポイント引き上げた。レアル が主要通貨で最大の下落となり、財政収支は悪化しているため、信用格 付けの引き下げ懸念が浮上している。ブラジル経済に対する投資家の悲 観論はインフレ面で一息つく余地がないこと意味するものだと、ビルバ オ・ビスカヤ・アルヘンタリア銀行(BBVA)の首席エコノミスト、 エネストール・ドスサントス氏は分析する。

ドスサントス氏は27日の決定前に電話取材に応じ「中銀は失われた 信頼感の回復に取り組んでいる。来年のインフレ期待は高いままだ」と 指摘した。

27日のサンパウロ市場では、スワップ金利(15年1月限)が1ベー シスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し10.82%。レアルは1.5% 下落し1ドル=2.3305レアル。年初来の下落率は12%。

19日に発表された11月半ばまでの1年間の物価上昇率は5.78%と、 6月半ば以来初めて前月を上回る伸びとなった。前年比のインフレ率は 3年余りにわたり中銀目標の4.5%を上回っている。

原題:Brazil Lifts Selic to 10% on High Inflation, Low Confidence (1)(抜粋)

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