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ベルルスコーニ伊元首相の国会追放決定-19年の議員生活に幕

イタリア上院本会議は、汚職防止法 に違反したベルルスコーニ元首相の議員資格剥奪を決定した。19年に及 ぶ元首相の議員生活に終止符が打たれた。

グラッソ上院議長は27日、ベルルスコーニ元首相(77)の議員資格 剥奪が可決されたと明らかにした。元首相は8月に脱税事件での有罪が 確定。その後、議員資格剥奪に向けた動きが進んでいた。

イタリアで最も影響力のある政治家だったベルルスコーニ元首相の 権威失墜は議員除籍で決定的になった。景気浮揚を実現する管理能力を 備えた減税推進者と自らを称するベルルスコーニ氏は、首相在任中から 刑事裁判や連立政権内の対立に悩まされてきた。この2年間はモンティ 前首相やレッタ首相率いる連立政権のメンバーとして財政緊縮策を支持 したが、後に批判する姿勢に転じた。

26日夜には元首相率いる「フォルツァ・イタリア」が連立政権から 離脱したが、元首相の議員資格剥奪に関する投票に先立って行われたレ ッタ首相の上院での信任投票は可決された。

脱税での有罪確定は元首相が抱える法的トラブルの1つにすぎな い。汚職をめぐり起訴されているほか、未成年者買春罪での有罪判決を 受けて上訴している。議員資格剥奪により、元首相は議員に認められて いる不逮捕特権を1994年以来初めて失う。

アメリカン大学(ローマ)のジェームズ・ウォルストン教授は「元 首相が恐れているのは逮捕されることだ。上院議員の資格を失えば、逮 捕されるかもしれない」と語っている。

原題:Berlusconi Expelled From Italian Parliament After 19-Year Tenure(抜粋)

--取材協力:Giovanni Salzano. Editors: James Hertling, Dan Liefgreen

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