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11月27日の米国マーケットサマリー:ドルが対円で半年ぶり高値

ニューヨークの為替・株式・債 券・商品相場は次の通り。(表はNY午後4時現在)

為替          スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.3574   1.3572
ドル/円            102.18   101.28
ユーロ/円          138.68   137.46


株                 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率
ダウ工業株30種     16,097.33    +24.53     +.2%
S&P500種         1,807.24     +4.49     +.2%
ナスダック総合指数  4,044.75    +27.00     +.7%


債券          直近利回り 前営業日比
米国債2年物      .29%        .00
米国債10年物     2.74%       +.03
米国債30年物     3.81%       +.01


商品 (中心限月)           終値   前営業日比   変化率
COMEX金(ドル/オンス) 1,237.90  -3.60    -.29%
原油先物   (ドル/バレル)    92.34  -1.34   -1.43%

◎外国為替市場

ニューヨーク外国為替市場では、ドルが円に対し半年ぶり高値に上 昇。米新規失業保険申請件数が予想外に減少し、景気先行指数は上昇し たことで、金融当局が刺激策の縮小開始を来月決定するとの観測が広が った。

ユーロは対円で4年ぶり高値。ドイツではキリスト教民主・社会同 盟(CDU・CSU)と社会民主党(SPD)が大連立政権樹立で合 意。これを受けてユーロ買いが強まった。一方タイ・バーツは、政策金 利の引き下げに反応して値下がりした。また原油相場の下落を手掛かり にカナダ・ドルも安い。

コモンウェルス・フォーリン・エクスチェンジのチーフ市場アナリ スト、オマー・エシナー氏は「私は12月の緩和縮小になお若干懐疑的 だ。確かに、連邦公開市場委員会(FOMC)議事録の内容は予想より タカ派的だったが、連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長や イエレン副議長の発言にだけ注目すれば、来年1-3月(第1四半期) の縮小開始が最も可能性の高いシナリオだ」と述べた。

ニューヨーク時間午後3時16分現在、ドルは対円で前日比0.9%高 の1ドル=102円16銭。一時102円19銭と、5月29日以来の高値を付け た。対ユーロではほぼ変わらずの1ユーロ=1.3574ドル。一時0.3%安 まで下げた。ユーロは対円で0.9%上げて1ユーロ=138円67銭。一 時138円79銭と、09年6月以来の高値に上昇した。

◎米国株式市場

27日の米国株は上昇。S&P500種は月間ベースで3カ月連続高と なった。ヒューレット・パッカード(HP)を中心にテクノロジー株が 上昇。週間新規失業保険申請件数や消費者信頼感の統計が景気への楽観 を押し上げた。

ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種株価指 数は前日比0.3%上昇して1807.23。ダウ工業株30種平均は24.53ドル (0.2%)上昇の16097.33ドル。

マックイーン・ボール・アンド・アソシエイツの最高投資責任者 (CIO)、ビル・シュルツ氏は「この日の統計内容は景気がまずまず の調子であろうことをあらためて示した」と述べ、「再び金利の上昇は あるのだろうか。緩和策の縮小はまだ可能性として残っているのか。市 場参加者はまだ根強い不透明感の中で、この先何が起こるのか、またど のようなポジションを取るのかを予測している」と続けた。

S&P500種は月間ベースで2.9%上昇した。

朝方発表された週間新規失業保険申請件数は予想を下回った。11月 の米トムソン・ロイター/ミシガン大学消費者マインド指数(確定値) は75.1と、前月の73.2から上昇した。ブルームバーグ・ニュースがまと めたエコノミスト予想の中央値は73.1だった。速報値は72だった。

◎米国債市場

米国債相場は5日ぶりに下落。景気回復の強さが増しており、金融 当局による債券購入の縮小が近づいているとの見方から売りが優勢にな った。7年債入札の需要は低調だった。

7年債入札の応札倍率は2.36倍と、2009年5月以来の低水準。過去 2日間に実施された2年債と5年債の入札では、超低金利政策が長期化 するとの見方から需要は7年債よりも強かった。米ブルームバーグ消費 者信頼感指数が上昇し、MNIシカゴ・リポートの11月の製造業景況指 数は予想を上回った。新規失業保険申請件数は2カ月ぶりの低水準とな った。

ED&Fマン・キャピタル・マーケッツの米金利セールス責任者、 トーマス・ディガロマ氏は「入札はかなり低調だった。フォワードガイ ダンスで5年債に関心が集まっている。7年債は未開の領域だ」と述べ た。

ニューヨーク時間午後0時40分現在、10年債利回りは前日比5ベー シスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.76%。10年債(表面利 率2.75%、2023年11月償還)価格は14/32下落の99 30/32。利回りは週 間で20bp上げ、8月以来初めての上昇となった。

◎NY金先物市場

ニューヨーク金先物相場は3日続落。米消費者信頼感の上昇を背景 に、金融当局が緩和策を縮小するとの見方が強まった。11月の米トムソ ン・ロイター/ミシガン大学消費者マインド指数(確定値)は前月比で 上昇し、市場予想を上回った。

TDセキュリティーズ(トロント)の商品戦略責任者、バート・メ レク氏は電話インタビューで、「米国の信頼感の数字は経済が正しい道 を進んでいることを示しており、これは金にとってあまり好ましいこと ではない」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物2 月限は前日比0.3%安の1オンス=1237.90ドルで終了した。一時 は1.1%上昇する場面もあった。

◎NY原油先物市場

ニューヨーク原油先物相場は4日続落し、ほぼ6カ月ぶり安値。米 エネルギー情報局(EIA)の週間統計で原油在庫と産油量の増加が明 らかになった。

マニュライフ・アセット・マネジメント(ボストン)のシニアマネ ジングディレクター、チップ・ホッジ氏は「産油量の拡大で原油在庫が 増えている。この傾向はしばらく続きそうだ」と指摘。「米国には大量 の原油があり、燃料として輸出するために精製する必要がある」と述べ た。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物1月限は前日 比1.38ドル(1.47%)安の1バレル=92.30ドルで終了。終値としては 5月31日以来の安値。

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