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米国債:反落、7年債入札低調-経済指標堅調で緩和縮小観測

米国債相場は5日ぶりに下落。景気 回復の強さが増しており、金融当局による債券購入の縮小が近づいてい るとの見方から売りが優勢になった。7年債入札の需要は低調だった。

7年債入札の応札倍率は2.36倍と、2009年5月以来の低水準。過去 2日間に実施された2年債と5年債の入札では、超低金利政策が長期化 するとの見方から需要は7年債よりも強かった。米ブルームバーグ消費 者信頼感指数が上昇し、MNIシカゴ・リポートの11月の製造業景況指 数は予想を上回った。新規失業保険申請件数は2カ月ぶりの低水準とな った。

ED&Fマン・キャピタル・マーケッツの米金利セールス責任者、 トーマス・ディガロマ氏は「入札はかなり低調だった。フォワードガイ ダンスで5年債に関心が集まっている。7年債は未開の領域だ」と述べ た。

ニューヨーク時間午後5時現在、10年債利回りは前日比3ベーシス ポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.74%。10年債(表面利 率2.75%、2023年11月償還)価格は1/4下落の100 3/32。利回りは週間 で19bp上げ、8月以来初めての上昇となった。

既発7年債利回りは3bp上昇の2.07%。

米証券業金融市場協会(SIFMA)の勧告により、28日は感謝祭 の祝日で休場となり、29日は午後2時までの短縮取引となる。

7年債入札

7年債入札の応札倍率は2.36倍と、過去10回の平均2.59倍を下回っ た。最高落札利回りは2.106%。市場予想は2.088%だった。

海外の中央銀行を含む間接入札者の落札全体に占める割合 は34.1%。過去10回の平均は40.7%となっている。プライマリーディー ラー(政府証券公認ディーラー)以外の直接入札者の比率は16.1%だっ た。過去10回の平均は19.4%。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチの指数によれば、 7年債のリターンは年初からマイナス2.7%、米国債全体はマイナ ス2.2%となっている。2012年は7年債がプラス3.9%、全体がプラ ス2.2%だった。

11月の米トムソン・ロイター/ミシガン大学消費者マインド指数 (確定値)は75.1と、前月の73.2から上昇した。ブルームバーグ・ニュ ースがまとめたエコノミスト予想の中央値は73.1だった。速報値は72だ った。

MNIシカゴ・リポートの11月の製造業景況指数(季節調整済み) は63と、前月の65.9から低下した。同指数は50が製造業活動の拡大と縮 小の境目を示す。米民間調査機関コンファレンス・ボードが発表した10 月の米景気先行指標総合指数(LEI)は前月比0.2%上昇した。ブル ームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想中央値は変わらずだ った。

12月の緩和縮小観測

ノバスコシア銀行の米国債トレーディング責任者、チャールズ・コ ミスキー氏(ニューヨーク在勤)は「雇用統計は強い内容になるはず だ。そうならなかった場合、12月の緩和縮小観測はなくなるだろう」と 述べた。

バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長は19日、債券購入 終了後も政策金利は長期間低水準にとどまるだろうとの見解を明らかに した。次回の連邦公開市場委員会(FOMC)会合は12月17-18日。

DZバンクの債券ストラテジスト、ヘンドリック・ロッデ氏は「年 末にかけて米国債の利回りは若干上昇するだろう。恐らく年内に緩和縮 小は開始されないだろう。3月になる可能性がある。データ次第である ため、失業率が急速に低下すれば、当社は見解を変更するだろう」と語 った。

原題:Treasuries Fall as 7-Year Demand Lowest Since 2009 on Fed Views(抜粋)

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