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生保決算:運用改善で最終利益は3割増、全体で順ざやに転換-中間期

国内生保8グループの2013年4-9 月期決算が28日までに、出そろった。保険料値上げを受けた一部商品の 販売減少で収入は全体で減少したものの、アベノミクス効果で資産運用 収益が改善。保険本業の収益を示す基礎利益が増益となるとともに、連 結最終利益は合計で前年同期比26%増の4200億円となった。

円安による外国債券などの運用収益改善を背景に、利差損益は合計 で前年同期の1311億円の逆ざやから、437億円の順ざやに転じた。半期 ベースとしては、日本生命と明治安田生命に続き、新たにT&Dホール ディングスと富国生命の2社が逆ざやを解消した。

合計の連結保険料等収入は同3.7%減の9兆3400億円。日本生命の 清水博常務は「一時払い終身の販売が減少した」と述べた。明治安田生 命保険は予定利率の引き下げが響き、貯蓄性商品の販売が減少したが、 保障性商品などの販売が伸び、増収を確保した。

一方、基礎利益は全体で同34%増の1兆1000億円。住友生命では、 金融市場の好転で変額年金の支払いに備えて積み立てた準備金の戻入益 があり基礎利益が8割増となった。明治安田生命の殿岡裕章副社長は 「外貨建て債券の積み増しや円安の影響などで利息及び配当金収入を中 心に資産運用収益が改善した」と語った。

富国生命の藤原利秀取締役は、外債での運用について「極端な円高 にならない限り、今後も安定的なインカム収入の源泉となる」とみる。 今後の見通しについて、住友生命は年度での逆ざやの解消は不透明で、 金利・為替の動向次第、日本生命では順ざや額が増加するとしている。

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保険料等収入 基礎利益 利差損益 含みゼロ水準

13/9 12/9 日経 国内 ドル

億円 % 億円 % 億円 実績 平均 金 利============================================================== 日本 23883( -7.1) 2930( 7.0) +471 (+169) 8400 1.3 71 第一 21188( 24.1) 1799( 28.1) -54 (-308) 9100 1.2 88 明安 19283( 5.0) 2202( 26.6) +534 ( +26) 7600 1.2 81 住友 12464(-21.6) 2132( 80.6) -44 (-328) 10000* 1.3 90* T&D  8147(-18.6) 1065( 80.5) +118 (-100) ----- ----- 三井 2705(-2.4) 270(13887) -262 (-307) 10100 1.3 93 朝日 2070(-14.1) 139( 27.7) -373 (-448) 10900 1.0 -- 富国  3634(-22.2) 414( 8.1) +47 ( -15) 9000 1.3 81 =============================================================== ※保険料等収入は連結、カッコ内は2012年9月期との比較(%)。基礎 利益は単体、ただし第一生命、住友生命、T&D、富国生命は傘下生保 の合算値※利差損益の「+」は順ざや「-」は逆ざやカッコ内は12年9月 期実績※「*」は台

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