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きょうの国内市況(11月27日):株式、債券、為替市場

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●日本株続落、過熱警戒残り通信や金融安い-為替もにらむ、楽天急伸

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東京株式相場は続落。相場の短期過熱に対する警戒感が残り、情 報・通信株のほか保険、その他金融など金融セクター、金属製品といっ た直近の好パフォーマンス業種が売られた。為替相場に神経質な展開も 続き、午後はドル・円の値動きに並行し、先物主導で上下動する場面も 見られた。

TOPIXの終値は前日比5.94ポイント(0.5%)安の1247.08、日 経平均株価は65円61銭(0.4%)安の1万5449円63銭。

損保ジャパン日本興亜アセットマネジメントの中尾剛也シニアイン ベストメントマネジャーは、「日本株上昇の原動力であった米国株高と 円安が足踏みし、日本株も同じく足踏み状態」と指摘。米国株について は、「金融緩和の長期化で、ファンダメンタルズがどの程度改善するか どうかを見極めるのに時間がかかる状態に入った」と見ている。

東証1部の業種別33指数は通信、その他金融、金属製品、保険、化 学、卸売、電気・ガス、建設、銀行、サービスなど25業種が下落。売買 代金上位ではソフトバンク、ダイキン工業、ドワンゴ、スタートトゥデ イ、NKSJホールディングスが安い。日経平均が直近安値を付けた8 日から高値を付けた25日までの業種別騰落を見ると、保険、その他金 融、通信、金属製品は上昇率上位に並んでいた。

一方、不動産や鉱業、石油・石炭製品、海運、電機など8業種は上 昇。不動産では、景気拡大を早期に享受する商業施設や中古マンション 仲介などが好調とし、三菱UFJモルガン・スタンレー証券がセクター 判断「オーバーウエート」を確認。さらに、27日付の日本経済新聞朝刊 が、不動産投資信託(REIT)による不動産取得は初の2兆円を超 え、7年ぶりに年間最高額を更新すると報じる材料もあった。

電機では、国内の半導体主力3工場を分社した上で、イスラエル企 業に株式の過半を売却することで交渉を進めていることが分かったパナ ソニックが高い。国内新興市場では、ジャスダック市場の楽天が売買を 伴い急伸。12月3日付で東証1部への市場変更が決まり、1部上場とプ ロ野球保有球団の初優勝の記念配当の実施を前日発表した。

東証1部の売買高は21億6709万株、売買代金は1兆9263億円で、代 金は5営業日ぶりの2兆円割れ。値上がり銘柄数は552、値下がり は1071。

●債券続伸、日銀買いオペで需給の良さ確認-長期金利0.6%割れ目前

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債券相場は続伸。日本銀行がきょう実施した長期国債買い入れオペ で足元の需給の良さがあらためて確認されたことが買い手掛かり。長期 金利は約2週間ぶりとなる0.6%割れ目前まで低下した。

東京先物市場で中心限月の12月物は前日比6銭高の145円01銭で開 始し、午前は145円05銭前後で推移。午後の取引開始後に水準を切り上 げ、一時は145円11銭と日中取引で8日以来の高値を付けた。結局は13 銭高の145円08銭で引けた。

現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の331回債利回 りは同0.5ベーシスポイント(bp)低い0.61%で開始。その後は徐々に水 準を切り下げ、午後に入ると0.60%と14日以来となる0.6%割れ目前で 推移した。20年物の146回債利回りは2bp低い1.475%、30年物の40回債 利回りは3bp低い1.625%と、ともに14日以来の低水準を付けた。

三井住友アセットマネジメント債券運用グループの永見哲シニアフ ァンドマネジャーは堅調な債券相場について、国債買い入れオペが強か ったためと指摘。前日の40年債入札が強く、今月末の年限長期化が意識 されているとし、「超長期ゾーンが足元しっかりしている」と話した。

日銀が午前に実施した長期国債買い入れオペ(総額6000億円)の結 果によると、残存期間「5年超10年以下」と「10年超」の2本とも応札 倍率が前回より低下した。国債市場で売り圧力が弱まっていることを示 した。落札金利は10年超が実勢を下回る強い水準との見方が出ていた。

●ユーロ全面高、ドイツ連立政権合意-対円で一時4年ぶり138円乗せ

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東京外国為替市場では、ユーロがほぼ全面高。ドイツで連立政権協 議が合意に達したことを背景に、ユーロ買いが強まった。対円では4年 ぶりとなる138円台に一時乗った。

午後3時37分現在のユーロは、主要16通貨のうち15通貨に対して上 昇。午前の取引前半は前日のニューヨーク市場の終盤での水準近辺で推 移していたが、午後に入りドイツの政局動向に関する報道が流れると、 ユーロが一気に上昇基調を強めた。

ユーロ・円相場は同時刻現在、1ユーロ=137円85銭。一時は138 円16銭と、2009年10月26日以来のユーロ高値を付けた。ユーロ・ドル相 場も一時1ユーロ=1.3599ドルと、前月末以来の1.36ドル台に接近し た。

バークレイズ為替ストラテジストの門田真一郎氏は、この日のユー ロの上昇について、ドイツが連立政権で合意に達したことや水準感とし て節目を抜けてきたことを背景に挙げた。また「当面は欧州中央銀行に よる追加緩和があるわけではないとの見方が強まったことも要因ではな いか」と言う。ただ、「いずれユーロ安の方向に向かうのではないか」 と述べた。

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