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メルケル独首相、社会民主党と連立合意-増税なしで歳出増へ

ドイツのメルケル首相率いるキリス ト教民主・社会同盟(CDU・CSU)は27日、社会民主党(SPD) との大連立政権樹立で合意に達した。SPDは全国レベルの最低賃金導 入のほか、増税なしの年金やインフラへの支出増を求めていた。

9月の総選挙で首相が勝利してから2カ月余り。両陣営は17時間に 及ぶ大詰めの交渉の末、現地時間午前5時(日本時間午後1時)少し前 に合意に達した。大連立により首相は2017年までの3期目を担うことに なる。

SPDは今回の合意を約47万人の党員投票に付す計画で、合意が最 終的に成立するには投票での承認が必要。独誌シュピーゲルは今週、こ の投票について「計り知れないリスクだ」と指摘した。投票用紙は週末 に発送され、12月14-15日に集計される。SPDでの承認が成立すれ ば、メルケル首相は同月17日か18日にも議会で宣誓就任する。

CDU幹部のミヒャエル・グロッセ・ブレーマー議員がツイッター で連立合意を明らかにし、同党のアクセル・ボイマー報道官もこれを確 認した。

大連立合意が最終的に成立すれば、ユーロ圏共同債の拒否など欧州 債務危機の間にメルケル首相が遂行した政策が今後も堅持されることに なる。CDUのフォルカー・カウダー院内総務はターゲスシュピーゲル 紙とのインタビューで、首相はドイツの債務削減傾向の維持を目指して いると指摘した。

合意文書の草案には「全ての加盟国は自国債務への責任を有すると の原則は維持されなければならない」との文言が盛り込まれた。両陣営 はまた、通貨やデリバティブ(金融派生商品)などの取引に金融取引税 を導入するとの草案もまとめた。

SPDは選挙期間中に主張していた所得税の引き上げ要求を撤回し た。メルケル首相は経済に「有害だ」として受け入れなかった。

原題:Merkel Agrees SPD Coalition to Raise Spending Without New Taxes(抜粋)

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