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米紳士服メンズ・ウエアハウスが「パックマン防衛」-株価上昇

米紳士服小売りチェーンのメンズ・ ウエアハウスが、この2週間足らずの間に買収の標的から仕掛ける側に 立場を変えた。投資家はその動きを歓迎している。

メンズ・ウエアハウスは同業でより規模の小さいジョス・エー・バ ンク・クロージャーズに対し、約15億4000万ドル(約1560億円)での買 収案を提示した。10月には同社自体がジョス・エー・バンクから買収を 仕掛けられていた。事情に詳しい関係者2人によると、複数の投資銀行 は何年もの間、メンズ・ウエアハウスに対しジョス・エー・バンク買収 を提案していた。メンズ・ウエアハウス取締役会は、反対にジョス・エ ー・バンクの標的となったことで、買収案を提示すべきだとの意見に傾 いたという。

買収を仕掛けられた企業が、逆に相手に買収を仕掛ける防衛策を 「パックマンディフェンス」と呼ぶ。ビデオゲームのキャラクターから 名付けられた。

メンズ・ウエアハウスの株価は26日のニューヨーク株式市場で前日 比7.5%高の50.60ドルで終了した。ジョス・エー・バンク株の同日終値 は11%高の56.29ドル。メンズ・ウエアハウスが提示した買収額、1株 当たり55ドルを上回り、投資家が買収価格引き上げを予想していること が示唆された。

スタイフェル・ファイナンシャルのアナリスト、リチャード・ジャ フィ氏は、どちらが買収する側となっても両社の統合によるコスト節減 と販売拡大の効果が期待できるとみる。同氏はこの日のリポートで、メ ンズ・ウエアハウスが展開する利益率の高いタキシードのレンタル事業 をジョス・エー・バンクが展開する611店舗で取り扱うことが可能だと 指摘。統合後の店舗数は合わせて約1700となり、購買や顧客サービス、 マーケティングの費用節減につながるとの見方を示した。

原題:Men’s Wearhouse Takes on New Look as Hunter Instead of Target(抜粋)

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