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パナソニック:半導体工場売却、イスラエル企業と交渉-関係者

パナソニックは、国内の半導体主力 3工場を分社化した上で、過半数株式をイスラエル企業に売却する方向 で交渉を進めていることが分かった。事情に詳しい関係者の1人が匿名 を条件に語った。

同関係者が、情報が非公開であることを理由に匿名で語ったところ によると、売却の対象は富山県魚津市、同県砺波市、新潟県妙高市にあ る3工場で、イスラエルの半導体受託生産会社、タワージャズ社と交渉 を進めているという。

交渉は早ければ12月にもまとまる見通しで、3工場の事業価値につ いて、関係者は100億円を上回る可能性が大きいと語った。現在約2500 人いる従業員は大半を新会社で雇用し、一部人員はパナソニックの他部 門に再配置する方向。中国、インドネシア、マレーシアなどの海外工場 についても、外部資本の導入を検討しているという。

津賀一宏社長は3月の新中期計画説明会で半導体事業の赤字解消を 優先課題に挙げ、他社とのアライアンスも含め資産の軽減を進めるとし ていた。4-9月期の業績が好調だったことで、構造改革費用を積み増 す可能性があることも10月の決算発表で明らかにしている。

同関係者の話では、今後工場の株式売却などが進めば半導体事業の 国内外従業員総数のおよそ半分にあたる最大7000人が削減される見通し だという。

パナソニックの石川ひとみ広報担当は「半導体事業についてはさま ざまな検討をしているが、現時点で決定した事実はない」と電話取材に 語った。

パナソニックの株価はこの日、一時前日比3.6%高の1168まで買わ れ、同3.2%高の1164円で午前の取引を終えた。

日本経済新聞社は27日付朝刊で、パナソニックの国内3工場売却交 渉について伝えていた。

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