コンテンツにスキップする

ゴールドマンなど、アジアでヘッジファンド開設-大手有利に

世界の大手銀行や資産運用会社 が2008年の金融危機以降で初めてアジアでヘッジファンドを相次いで開 設しており、既に投資家確保が困難な状況に陥っている中小規模のヘッ ジファンド運営会社はプレッシャーにさらされている。

米ゴールドマン・サックス・グループやスイスのUBS、米GLG パートナーズはアジアに重点を置く新ヘッジファンドへの投資資金を募 っている。米ハイブリッジ・キャピタル・マネジメントとパイン・リバ ー・キャピタル・マネジメントもアジアでヘッジファンドの運用を再開 または拡張しつつある。

これらの社内ファンドは新たな手数料収入を得られる上、独立を考 える有能な人材の流出を防ぐことができる。英マン・グループのアジア 担当マネジングディレクター、ティム・ピーチ氏(シンガポール在勤) によると、ファンドマネジャーにとっても大企業にとどまれば、増加す る事業運営コストのカバーや規制順守、厳しさを増す大規模機関投資家 の要望への対処などで有利となる。上場しているヘッジファンド運営会 社としては世界最大のマンは10年にGLGを買収した。

ヘッジファンドやプライベートエクイティ(PE、未公開株)投資 家を対象とした助言業務を手掛けるアルボーン・パ ートナーズのアジ ア責任者、リチャード・ジョンストン氏(香港在勤)は「独立する可能 性のあった多くの運用者も今はあまり選択肢がない」と指摘した。

ジョンストン氏によると、08年より前にアジアのヘッジファンドの 主な資金源だったファンド・オブ・ファンズの運用資産が減少している ため、中小規模のヘッジファンド運営会社は生き残りや拡張が困難にな っている。これらのファンドの多くは、大手銀を退社したトレーダーら が金融危機後に創業した。コンプライアンス(法令順守)や機関投資家 への対応にかかるコストの増加も中小ヘッジファンドの成長を妨げてい る。機関投資家への対応は運用資産5000万ドル(約51億円)未満のファ ンドにとって負担になる場合がある。

原題:Goldman Sachs to GLG Start Asian Hedge Funds as Big Becomes Chic(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE