コンテンツにスキップする

米軍のB-52爆撃機、中国設定の防空識別圏を飛行-当局者

米軍の非武装のB-52爆撃機2機 が、東シナ海に中国が設定した防空識別圏(ADIZ)を飛行した。こ の地域の領有権をめぐって日中両国間の緊張が高まり、国際航空路線へ の影響も懸念される中、中国側の反応が初めて試された形だ。

米国防当局者によると、今回の飛行中には何事もなかった。この区 域には日中間の論争の焦点となっている沖縄県・尖閣諸島上空も含まれ る。

中国政府は23日、東シナ海にADIZを設定したと宣言。航空機が 飛行計画の報告などをせずに圏内に入った場合、中国軍は「防衛上の緊 急措置」を取ると警告していた。

今回のADIZ設定を非難する日本政府は、飛行計画を中国に提出 しないよう航空会社に要請。ANAホールディングスと日本航空は飛行 計画の提出を中止すると表明した。

ワシントンのシンクタンク、新米国安全保障センター(CNAS) のアジア太平洋安全保障プログラムのシニアディレクター、パトリッ ク・クローニン氏は中国の行動が地域の駐留米軍に「直接の脅威」を突 き付け、解決されなければエスカレートするリスクが高まると指摘。 「中国も日本も引き下がらないだろう。米国は日本を支援する。海上で の争いが空と海の争いに転じた」と付け加えた。

当局者が匿名で語ったところによると、爆撃機2機はグアムから発 進したもので、ADIZを飛行したのは1時間弱だった。年次訓練の一 環という。中国機は確認されなかったとしている。

原題:U.S. Sent B-52s Into Disputed China Air Zone, Official Says (2)(抜粋)

--取材協力:Chris Cooper、松田潔社、Patrick Chu、Terry Atlas、Chris Strohm. Editors: Larry Liebert, Joe Sobczyk

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE