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ソニー:「スマートかつら」を米で特許申請-新ウェアラブル

次世代の通信機器として注目される ウェアラブル端末、ソニーが次に開発したのはかつらだった。

ソニーがセンサーの付いたかつら、「SmartWig(スマート ウィグ)」を米特許商標庁に申請していたことが、同庁のデーターベー スで21日付で公開された。それによると、かつらの中にはデータ入力用 のセンサーやほかの端末との通信機能、全地球測位システム(GPS) 機能などが組み込まれているという。

ソニーによると、かつら端末のプロトタイプはプレゼンテーション のスライドを端末から操作できる「プレゼンテーションウィグ」、振動 で進行方向を伝え、装着者に目的地までの道を案内する「ナビゲーショ ンウィグ」、体温や血圧など体の情報をセンサーで集めて健康管理に役 立てる「センシングウィグ」の3つがあるという。

開発したのはソニー・コンピュータサイエンス研究所の飛田博章氏 で、昨年欧州で特許出願したのに続き米国でも申請した。ソニーの広報 担当、高橋さおり氏は「商品化のめどは立っていないが、研究は続けて いる」と述べた。

ウェアラブル端末の開発競争は活発化しており、ソニーは2010年に スマートフォン(多機能携帯電話)アクセサリーとして腕時計型の端末 を発売し、今年9月には3代目となる「スマートウォッチ2」を市場に 投入した。米グーグルは昨年発表したメガネ型端末の「グーグルグラ ス」を5月に試験販売し、韓国のサムスン電子も9月に腕時計型端末 「ギャラクシーギア」を発表している。

いちよしアセットマネジメントの秋野充成執行役員はかつら型端末 について「かつらという形にこだわることはない。商用化は非常に難し いと思われる」との見方を示した。一方で、大和証券の綾田純也アナリ ストは、「腕時計型はいろいろなところが既に手掛けている。新しい試 みとしては面白い」と述べた。

ブルームバーグ・データによると、ソニーは2012年に3032件の特許 を米国で出願しており、件数は米IBM、韓国のサムスン、キヤノンに 続いて4番目に多かった。

ソニー株は前日比1.1%高の1869円で取引を終えた。

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