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米国株:終了間際に上げ幅縮小、ポートフォリオの組み替えで

26日の米国株は取引終了間際に上げ 幅を削った。投資家が資産ポートフォリオを組み替えたことが影響し た。ナスダック総合指数は13年ぶりに4000を上回った。

住宅建設のレナーやパルトグループは上昇。高級宝飾品小売り2位 ティファニーは利益がアナリスト予想を上回ったほか、利益予想を引き 上げたことが好感された。米紳士服小売りチェーンのジョス・A・バン ク・クロージャーズは11%急伸。同業のメンズ・ウェアハウスが約15 億4000万ドルでの買収案を提示したことが手がかり。

一方、ビデオゲーム制作を手掛けるテイクツー・インタラクティ ブ・ソフトウエアは下落。投資会社アイカーン・グループから自社 株1200万株すべてを買い戻した。

S&P500種株価指数は前日比1ポイント未満上げて1802.75。ダウ 工業株30種平均は0.26ドル高の16072.80ドル。ナスダック総合指数 は0.6%高の4017.75。これは2000年9月以来の高水準となった

BKDウェルス・アドバイザーズのジェフ・レイマン最高投資責任 者(CIO)は、「米国はかなり良好な勢いに乗っている。これが相場 を押し上げている。相場は今年初めに大半の投資家が予想していたより も高い」と述べた上で、「相場の上昇は根本的な業績の伸びが支えてい るのではなく、株価収益率(PER)の上昇によるものだ。年末を迎え て2014年にかけて、この動向は恐らく変化するだろう。利益の伸びを注 視する動きに回帰すると考えている」と続けた。

米国株は引け前30分で上げ幅を縮小した。この日の引け後から適用 となるMSCIの構成銘柄入れ替えに合わせて投資家が米国株を売った ことが影響した。

米住宅統計

9月の全米20都市の住宅価格は前年比で2006年2月以来で最大の上 昇だった。借り入れコストの上昇にもかかわらず、住宅市場が持ち応え ていることが示された。また、10月の米住宅着工許可件数は5年ぶり高 水準となった。

一方、11月の米消費者信頼感指数は前月から低下し、7カ月ぶりの 低水準となった。労働市場の先行きについて悲観が強まった。

エドワード・ジョーンズの投資ストラテジスト、ケイト・ウォーン 氏は、「トレンドは明るい方に向かっている」と述べ、「良好な統計が 発表されている。これは明るいニュースだが、金融当局が早期に緩和策 縮小に動くかどうかの点から見ると、それほど明るくはない。経済統計 は景気にある程度の勢いがあることを引き続き示している」と続けた。

シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数 (VIX)はこの日0.2 %上昇して12.81。

住宅株やティファニーが高い

S&P500種産業別10指数のうち3指数が上昇。テクノロジー株や 選択的消費株が上昇した。

S&Pの住宅建設株で構成される株価指数は4.1%上昇。構成す る11銘柄はいずれも上昇した。レナーは5.1%高、パルトグループ は4.4%値上がりした。

ティファニーは8.7%高。8-10月(第3四半期)決算では、利益 がアナリスト予想を上回った。同社は通期の利益見通しを引き上げた。 米株式相場の上昇を背景に、富裕層による高級製品の購入意欲が高まっ たことが寄与した。

一方、テイクツーは5.4%安。発表資料によると、同社は25日の終 値である1株16.93ドルで買い戻す。アイカーン・グループはテイクツ ーの最大株主だった。

原題:U.S. Stocks Pare Gains Amid Rebalancing to Offset Housing Gains(抜粋)

--取材協力:Namitha Jagadeesh、Nick Taborek. Editors: Jeff Sutherland, Jeremy Herron

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