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イタリア債が上昇、入札で借り入れコスト低下-英独債も上昇

26日の欧州債市場ではイタリア国債 が上昇し、2年物利回りは約3週間ぶりの大幅低下となった。この日実 施された入札では借り入れコストが下がった。同国上院では27日、ベル ルスコーニ元首相の議員資格剥奪の是非をめぐり採決が実施される。

ポルトガルとスペインの国債も上昇。欧州中央銀行(ECB)のク ーレ理事は中銀預金金利の引き下げについて、「可能性はある」との見 方を示した。ドイツ国債も買われた。29日発表の11月のユーロ圏インフ レ率は4年ぶり低水準付近にとどまるとエコノミストらは予想し、これ が国債需要を支えている。イタリア財務省は先週、2015年と17年に満期 を迎える計34億ユーロの既発債を買い戻した。

サンライズ・ブローカーズの債券調査担当エグゼクティブディレク ター、ジャンルカ・ ジグリオ氏(ロンドン在勤)は「イタリアがこの 日実施した国債入札は需要面でかなり順調だった」とし、「特に2015年 償還債が政府の買い戻し対象になるということが、短期債の利回りを抑 えている」と語った。

ロンドン時間午後4時30分現在、イタリア2年債利回りは前日比7 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し1.13%と、7日以来 の大幅低下となった。一時は1.12%まで下げ、5月3日以来の低水準を 付けた。同国債(表面利率3%、2015年11月償還)価格は0.13上 げ103.545。10年物利回りは2bp下げて4.07%。

ベルルスコーニ元首相は8月に脱税での有罪が確定し、上院委員会 が議員資格剥奪を勧告。これに向けた手続きを元首相の支持者はストッ プさせようと試みたが、レッタ首相率いる民主党が最大野党と組みベル ルスコーニ氏追放に向け動いており、上院本会議で採決が行われる。

ドイツ10年債利回りは前日比3bp下げ1.69%。先月31日に は1.65%と、8月8日以来の低さとなっていた。

英国債相場は3営業日続伸。イングランド銀行(英中央銀行)のカ ーニー総裁は英景気回復の勢いが増しつつある兆候が出ているものの、 利上げを急がない方針をあらためて示した。

ロンドン時間午後4時43分現在、英10年債利回りは4bp低下 の2.73%。前日までの2営業日で5bp下げていた。同国債(表面利 率2.25%、2023年9月償還)価格はこの日0.37上げて95.94。

原題:Italian Bonds Gain After Auction as Berlusconi Prepares for Vote(抜粋) U.K. Gilts Advance as Carney Signals Interest Rates to Stay Low (抜粋)

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