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債券反発、40年債入札順調で超長期ゾーンに買い-株安や米金利低下も

債券相場は反発。きょう実施の40年 債入札が順調な結果となったことを受けて超長期ゾーン中心に買いが優 勢だった。国内株安や米国の長期金利低下も買い手掛かりとなった。

東京先物市場で中心限月の12月物は前日比6銭高の144円77銭で始 まり、午前は144円80銭台を中心にもみ合いとなった。午後の取引開始 後に水準を切り上げ、一時は144円98銭と日中取引で19日以来の高値を 付け、結局は24銭高の144円95銭で引けた。

RBS証券の福永顕人チーフ債券ストラテジストは「40年債入札結 果は良かった。事前に利回り曲線が傾斜化していたこともあり、現行水 準でも需要があった」と分析。午後は入札結果を受けて買い優勢となっ たと言い、「海外金利低下や株安も支えになっている」と話した。

現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の331回債利回 りは同1ベーシスポイント(bp)低下の0.63%で始まり、午前は同水準で 推移した。午後に入ると水準を切り下げ、0.615%まで低下した。5年 物の115回債利回りは0.5bp低い0.195%で推移した。

20年物の146回債利回りは午後に入って2bp低い1.50%まで低下し た。30年物の40回債利回りは3bp低い1.655%に低下した。40年物の6 回債利回りは朝方に1.76%と9月30日以来の高水準を付けたが、入札後 には買いが入って3bp低い1.725%に下げた。

財務省がこの日実施した40年利付国債(11月発行、6回債)の利回 り競争入札の結果によると、最高落札利回りは1.76%と事前予想 の1.78%を下回り、同入札で過去最低となった。投資家の需要の強弱を 示す応札倍率は4.13倍と2010年11月以来の高水準となった。

株安・米金利低下

26日の東京株式相場は下落。TOPIXは前日比0.5%安の1253.02 で引けた。一時は0.7%安まで下げた。東京外国為替市場で円は1ドル =101円台で推移。前日には半年ぶり安値となる102円付近まで円安が進 んだ。一方、25日の米国債相場は小幅続伸し、米10年債利回りは2.73% 程度に下げた。時間外取引では2.72%に低下している。

岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは、債券市場について 「円安・株高の一服で超長期ゾーンがしっかり。12月の国債大量償還を 控えて、現物債需給は引き締まりやすい」と話した。

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