コンテンツにスキップする

米FAA、GEエンジン搭載のB787などで耐空性改善命令へ

米連邦航空局(FAA)は米ゼネラ ル・エレクトリック(GE)製エンジンを搭載した米ボーイングの最新 鋭旅客機「787」型機(ドリームライナー)とジャンボ機「747-8」を 使用している航空会社に対し、積乱雲の近くの飛行を避けるよう命じる 見込みだ。一部航空機で見られた氷結に対応する。

FAAは25日の発表文で、パイロットが氷結に伴うエンジンの推進 力低下を確実に回避するための「暫定措置」として、今週中に耐空性改 善命令(AD)を打ち出す方針を明らかにした。ボーイングのウェブサ イトによると、ユナイテッド航空は対象の787を8機、アトラス・エ ア・ワールドワイド・ホールディングスは747-8を6機保有している。

ボーイングは23日、航空会社に対し積乱雲から50海里(約93キロ) 以内の飛行を避けるよう警告していた。商業運航開始が予定より3年半 余り遅れた787は今年1月、バッテリー問題で3カ月の運航停止に追い 込まれていた。

GEは氷結リスクを排除するためソフトウエアの修正を進めてお り、来年1-3月(第1四半期)に利用可能になると見込んでいること を明らかにした。

FAAは発表文で、一連の事態の監視と解明に向けてボーイング、 GE両社と緊密に協力していると説明。命令を出す具体的な日程は明か さなかった。今回の命令の対象は米航空会社に限られる。

氷結リスクに対応するため日本航空は東京とデリーやシンガポール を結ぶ路線で使用する機体を変更している。米ユナイテッド・コンチネ ンタル・ホールディングスの広報担当によると、同社は787を使う運航 スケジュールや路線を変更していない。アトラス航空の広報担当者に FAAの動きについて電話取材を試みたが、現時点では返答はな い。787の導入数最多のANAホールディングス保有の機体のエンジン は英ロールスロイス製。

--取材協力:Dan Hart、Mary Schlangenstein、Chris Cooper. Editors: Ed Dufner, James Callan

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE