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アジア・太平洋株式サマリー:香港、中国株下落-インド株上昇

アジア・オセアニア各株式市場の 動きは以下の通り。

【香港株式市況】

香港株式相場は下落。先週ここ2年で最大の週間上昇率だったハン セン中国企業株(H株)指数が反落した。パイプラインの爆発事故が発 生した中国石油化工(SINOPEC)中心に、エネルギー株の下げが 目立った。

中国石油化工(386 HK)は2.6%安。事故が発生した生産施設の操 業に支障が出るとの見通しを示した。中国2位の産金会社、招金鉱業 (1818 HK)は2.2%安。イラン核協議合意を受け、逃避先としての金の 需要が減ったことが響いた。

アジア最大のインターネット企業テンセント・ホールディングス (騰訊、700 HK)は3.2%高。国金証券にオンライン資産管理サービス を提供する契約を結んだことが材料視された。

ハンセン指数は前週末比11.83ポイント(0.1%)安の23684.45で取 引を終了。一時は0.6%高まで買われた。H株指数は0.5%安 の11387.21。中国が1990年代以降で最も大掛かりな政策転換の概要を示 したことからH株指数は先週、週間としては2011年12月以来の大幅な上 げとなっていた。

キムエン証券(香港)のセールストレーディング担当ディレクタ ー、アンドルー・サリバン氏は「相場を上向かせる新たな材料は全く見 当たらない」と指摘。「中国での改革実行には少し時間がかかる。手っ 取り早い対策などはない」と述べた。

【中国株式市況】

中国株式相場は3営業日続落。中国石油化工(SINOPEC)の パイプライン爆発で55人の死者が出たほか、原油相場下落からエネルギ ー株を中心に売られた。

中国石油化工(600028 CH)は4%安と、5カ月ぶりの大幅下落。 北海ブレント原油安に伴い、ペトロチャイナ(中国石油、601857 CH) が1.5%安、中国神華能源(601088 CH)は1.3%安。

一方、中国政府が東シナ海に防空識別圏を設定したのを受け、レー ダー製造会社の安徽四創電子(600990 CH)と赤外線カメラなどを手掛 ける武漢高徳紅外(002414 CH)は、いずれも10%高。港湾荷役会社の 寧波港(601018 CH)も、上海に続き他の地域にも自由貿易区が創設さ れるとの観測から10%高。

上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の双方に連動して いる上海総合指数は前週末比10.26ポイント(0.5%)安の2186.12。上 海、深圳両証取のA株に連動するCSI300指数は同0.4%安 の2388.63。

上海総合指数に占めるウエートが第5位の中国石油化工は、爆発事 故が発生した青島の「超大型」生産施設で操業に支障が出るとの見方を 明らかにした。防空識別圏の新規設定をめぐって中国と日米は議論の応 酬を行い、日中間の緊張が高まっている。

浙商証券の王偉俊ストラテジスト(上海在勤)は「中国石油化工は 大型株であるため、下落すれば指数に響く」と指摘。また、「軍事関連 銘柄の値動きは、日中間に緊張があれば大きくなる」と述べた。

【インド株式市況】

インド株式相場は上昇。イラン核協議合意を受けた原油相場の下落 で、インフレが鈍化するとの見方が広がった。

国営の石油精製会社、ヒンドゥスタン石油は約2カ月ぶり大幅高と なるなど、製油銘柄が総じて高い。インド石油ガス公社(ONGC)は 3週間ぶり高値を付けた。アクシス銀行は5営業日ぶりに上昇。 ICICI銀行の上げも際立った。

指標のS&Pセンセックス指数はムンバイ市場で前週末比387.69ポ イント(1.9%)高の20605.08で終了。この日の北海ブレント原油相場 は2%安と、ここ3週間で最大の値下がりとなっている。

【オーストラリア株式市況】

S&P/ASX200指数は前週末比16.92ポイント(0.3%)高 の5352.83。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前週末比9.75ポイント(0.5%)高の2015.98。

【台湾株式市況】

加権指数は前週末比70.73ポイント(0.9%)高の8187.51。

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