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ECBに利下げの選択肢、まだ残っている-エストニア中銀総裁

欧州中央銀行(ECB)政策委員会 メンバーのハンソン・エストニア中銀総裁は、ECBには一段の利下げ の用意があり、技術的には中銀預金金利をマイナスにする準備ができて いると発言した。

同総裁は22日タリンでのインタビューで、「利下げの選択肢は使い 果たされていないし、その他の措置も検討可能だ」と述べた。「もちろ ん、一つの選択肢を使うたびに残りは一つずつ少なくなる。しかし ECBの道具箱が空になるとは考えていない」と語った。

インフレ率低下を懸念するECBは今月、リファイナンスオペの最 低応札金利を0.25ポイント引き下げ、過去最低の0.25%とした。中銀預 金金利はゼロで据え置いた。ブルームバーグ・ニュースは先週、当局者 が預金金利を小幅に引き下げマイナス0.1%とすることを検討している と報じた。

ハンソン総裁は預金金利引き下げについて「技術的に準備ができて いる」とした上で、「伝統的に0.25ポイントずつの金利変更をしている ので、別の選択肢について幾らか分析する必要がある。理論的にはより 小幅な利下げの可能性はある。幅が大きければ大きいほど影響が大きい のは確かだ」と語った。

ハンソン総裁はマイナスの預金金利について、「政策手段の幅を広 げるという意味でプラスだ」が、「一方で、銀行の純金利マージンが圧 迫される可能性はもちろんある」と述べた。

ECBは12月5日に次回の政策決定会合を開く。同日には成長とイ ンフレに関する最新のスタッフ予想も示される。現在のインフレ率予想 は今年が1.5%、来年が1.3%。12月には2015年の予想も示される。

ハンソン総裁は「インフレ率は当分の間、低い水準にとどまるとみ られる」と述べた。「急速な上昇は全く想定していないが、完全なデフ レのリスクも可能性が高いとは思われない」と語った。「インフレ期待 に関する長期的指標はいずれも、高まる兆候を全く示していない」とも 指摘した。

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