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核合意で自動車会社がイランに注目-中東への足掛かりにも

フランスの自動車メーカー、プジョ ーシトロエングループ(PSA)やルノー、それにイラン産原油を運搬 する企業に至るまで、イランの核開発縮小合意の恩恵にあずかろうとし ている。欧米の対イラン制裁が緩和されることが背景だ。

ジュネーブで24日にまとまったイランと米英独仏ロ中の6カ国の合 意によれば、自動車や石油化学、航空部品、金、石油運搬関連の保険に おける制約が緩和されるほか、イランは原油を追加削減することなしに 現行水準で輸出し続けることができる。

原油取引と銀行業に対する主要な制裁措置は継続されるため、この 合意がもたらす直接的な商業的恩恵は限定的となりそうだが、イランの 国際社会復帰に向けた最初の一歩となり得るという点では大きな意味を 持つとみられる。

プジョー広報担当のジャンバティスト・トーマス氏は24日、「イラ ンにおけるわれわれのパートナーとの取引再開の兆しが正しい方向に向 かっている。イラン市場の再開はもちろん歓迎だ」と述べた。

「ルノーにとってイランは重要な市場であり、朗報だ」と話すのは 同社の渉外担当ディレクター、フロランス・ドゴールドフィアン氏。同 氏は同日の電話インタビューで、「イランにおけるわれわれの活動再開 の条件がどういうものになるのかを待っている」と語った。

アーンスト・アンド・ヤング(E&Y)のフランクフルト在勤パー トナー、ペーター・フス氏によれば、制裁措置でイランが孤立化する前 はプジョーと韓国の起亜自動車がイランの2大外国自動車メーカーだっ た。同氏は24日のインタビューで、「成長見通しのある興味深い市場 だ。自動車メーカーにとっては地域全体にとっての有望な足掛かりとな る可能性がある」と指摘した。

現行水準でのイラン産原油の輸出継続を容認する今回の合意は、今 もイランから原油を買い付けている中国とインド、韓国、日本、トル コ、台湾にとってはプラスとなる。

原題:Auto to Oil Shipping Companies Poised to Profit From Iran Accord(抜粋)

--取材協力:Mathieu Rosemain、Christoph Rauwald、Chad Thomas、Alex Webb、Robert Wall、Benedikt Kammel、Andrew Noel、Will Kennedy、Simon Thiel、Alaric Nightingale、Claudia Carpenter、Nicholas Larkin、Jack Kaskey、Andy Hoffman、Amir H. Sadoughi、Alexandre Tanzi、Debjit Chakraborty、Benjamin Harvey. Editors: John Walcott, Larry Liebert

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