コンテンツにスキップする

人民元のボラティリティが上昇、中国の防空識別圏設定で懸念

中国人民元のボラティリティは25 日、前週末の3週間ぶり低水準から上昇した。中国が帰属をめぐり日本 と対立している地域を取り囲むように防空識別圏(ADIZ)を設定し たことで、域内の緊張が高まるとの懸念が広がった。

中国は23日付で東シナ海にADIZを設定したと発表。日本政府は 中国側に抗議し、米国と韓国は懸念を表明した。中国人民銀行(中央銀 行)は25日、元の中心レートを0.06%元高方向の1ドル=6.1342元に設 定し、3営業日ぶりに引き上げた。

コメルツ銀行のシンガポール在勤ストラテジスト、アシュリー・デ ービーズ氏は、為替市場で「週末の地政学的リスクの高まりが懸念され ている」と指摘した。

ブルームバーグが集計したデータによれば、オプション取引での人 民元の対ドル3カ月物インプライドボラティリティ(IV、予想変動 率)は、香港市場で3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇 の1.66%。先週は24bp低下し、22日には1日以来の低水準の1.61%と なっていた。

中国外国為替取引システム(CFETS)によると、元は上海市場 では、ほぼ変わらずの6.0926元で取引を終了。22日は6.0936元だった。 香港市場での1年物ノンデリバラブル・フォワード(NDF)は0.02% 安の6.1350元。

原題:Yuan Volatility Rises on Political Concern as PBOC Raises Fixing(抜粋

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE