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みずほ証:14年末の日経平均予想1万7000円、消費税上げ吸収

みずほ証券は、2014年の日経平均株 価の予想値を1万7000円とした。来年4月の消費税引き上げ後の景気動 向を懸念する格好で、一時的に伸び悩む場面も想定するが、下期の景気 と企業業績の回復を徐々に織り込む展開とみている。

チーフ株式ストラテジストの菊地正俊氏らが、22日付の月間ストラ テジーリポートでこうした見解を示した。同証では、世界景気回復への 楽観的な見方から年明け1月に日経平均は上昇すると予測。消費税引き 上げをにらみ、2月は一進一退を見込むが、3月に日本銀行の予防的な 追加金融緩和があれば、ポジティブ・サプライズになろうという。

消費税引き上げに伴う国内総生産(GDP)のマイナス成長は4- 6月だけにとどまるとの判断で、7月以降は順調な回復軌道に乗ると し、日経平均は14年6月末に1万6500円、14年末に1万7000円程度に上 昇する、と予想した。

同証では、来年の予想値設定とフェアバリュー計算の見直しに伴 い、今年末の予想値を1万5000円から1万5500円に、14年3月末値を1 万5500円から1万6000円にそれぞれ上方修正。ただ、米国株高と円安が 続かなければ、12月の経済対策や予算決定など国内イベントはポジティ ブ要因になりにくい、としている。そうした点で、来月発表の米雇用統 計は重要とし、自民党税制調査会での法人税率の引き下げ議論では、15 年以降に35%以下へ引き下げる方針が出てくれば、ポジティブ・サプラ イズとの認識を示した。

足元のセクター判断は、好業績を評価して電機を「ニュートラル」 から「オーバーウエート」へ引き上げ、銀行、証券、不動産、情報・通 信、機械のオーバーウエートを維持。一方、サービスを「オーバーウエ ート」から「アンダーウエート」へ下げ、医薬品や小売、食品、電力・ ガス、精密のアンダーウエートは維持した。投資テーマは、社会保障制 度改革と配当利回りを追加し、欧州・中国の景気回復と電力改革に関し ては削除している。

--取材協力:長谷川敏郎  Editor: 院去信太郎

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