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RBS:法人向け融資調査で法律事務所起用-借り手圧迫報告で

英銀ロイヤル・バンク・オブ・スコ ットランド・グループ(RBS)は自行の利益のために借り手企業を苦 境に追い込んだとの調査結果を受けて、独自調査のため法律事務所のク リフォードチャンスを起用した。

英政府の委託で同行の慣行を調査したLNTグループの会長兼創業 者のローレンス・トムリンソン氏は報告で、借り手企業がデフォルト (債務不履行)に陥るとRBSは助言手数料を課したり資産を割安な価 格で買い取ることが可能だったと指摘。調査を委託したケーブル民間企 業相は英金融行動監視機構(FCA)による追加調査を求めた。

英国の銀行は2008年の金融危機以降、法人向け融資に慎重な姿勢を 政府から批判されている。トムリンソン氏の報告書は「RBSが良好な 事業を破壊し、事業の所有者を破滅させたひどい事例が多数あった」と 指摘した。

FCAのハミルトン報道官は報告についてコメントを控えた。

トムリンソン氏の批判はRBSのグローバル・リストラクチャリン グ・グループ(GRG)に対するもの。同グループは企業再建のための 部門とされているが、経営難企業は同部門が担当となると追加手数料を 課されたり資産売却を迫られたりするという。

RBSは「GRGは担当した大半の企業の再建に成功している」と した上で、「深刻な財務上のトラブルを抱えた企業の全てを救うのは不 可能だ」とコメントしている。

また、アンドルー・ラージ元イングランド銀行(英中央銀行)副総 裁はコンサルタント会社オリバー・ワイマンと実施した調査の報告書 で、RBSが融資慣行を抜本的に見直すとともに、資金難に見舞われて いる顧客の扱いについて調査を開始するべきだと指摘した。1日の報告 内容の一部を繰り返し、融資目標を設定した上で、その達成について責 任の所在を明確にすべきだとも勧告した。

ロス・マキューアン最高経営責任者(CEO)はラージ氏の報告後 に「無謀な融資の慣行を、当行が修正し過ぎてしまったことが報告書か ら分かった」と電子メールでコメントした。

原題:RBS Hires Clifford Chance for Internal Business Loans Probe (2)(抜粋)

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