コンテンツにスキップする

対イラン金禁輸緩和、相場への影響はほとんどないとの見方

イランと米英独仏ロ中の6カ国は24 日、イランの核開発プログラムに制限を設けることと引き換えに、金な ど貴金属の禁輸を一部緩和することなどで合意した。これによる金相場 への影響はほとんどないと、南アフリカ共和国のスタンダード・バン ク・グループとフランスのソシエテ・ジェネラルはみている。

スタンダード・バンクのアナリスト、ウォルター・デウェット氏は 同日、合意発表前に「現時点の金相場全体は、より大きな要因の影響を 受けている」と指摘した。一部の投資家の間で価値の保存手段としての 金の信頼感が低下したため、金相場は年初来で26%下げており、年間ベ ースでは過去約30年で最大の下落率を示す可能性が高まっている。

イランは金準備を公表していないが、調査会社トムソン・ロイター GFMSのデータによれば、昨年の宝飾品向けなど加工需要は36.9トン と、世界全体の1.4%だった。ルービニ・グローバル・エコノミクスの 5月のリポートによると、イランはエネルギー輸出の支払いを金で受け 取ったため、昨年と今年初めに金の保有高は増加した可能性が高い。

ソシエテ・ジェネラルのアナリスト、ロビン・バー氏(ロンドン在 勤)は19日、制裁緩和により「投資が大幅に増減することはないだろ う」と述べた。

原題:Iran Gold Sanctions Easing Seen Having Little Impact on Prices(抜粋)

--取材協力:Isaac Arnsdorf. Editors: John Deane, Steve Stroth

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE