コンテンツにスキップする

【FRB要人発言録】12月に緩和縮小を議論-ブラード氏

18日から24日までの米連邦準備制理 事会(FRB)要人の主な発言は次の通り(記事全文は発言者の氏名を クリックしてください)。

<11月22日> ロックハート・アトランタ連銀総裁(CNBCとのインタビュー):現 時点では、危険地帯にいるとは思わない。しかるべき時期が来れば量的 緩和からの引き揚げには対応可能だ。

<11月21日> ラッカー・リッチモンド連銀総裁(ノースカロライナ州アシュボロで講 演):2014年の米GDP成長率に関する自分の予想は2%をわずかに上 回る程度。なお米国の今後について基本的に楽観している。追加緩和は 出口プロセスにおけるリスクを高めつつあるほか、限定的かつ一時的な 効果しかない。

ラッカー・リッチモンド連銀総裁(ノースカロライナ州アシュボロで記 者団に):資産購入と予想される金利の行方を完全に分けて考えるのは 理にかなっていない。両者を完全に分けることは実行可能だと思わない し、望ましいとも思えない。

ブラード・セントルイス連銀総裁(アーカンソー州ロジャーズで講 演):事実上のゼロ金利政策をめぐる議論では、日本の経験が十分に考 慮されなかった。意図せぬうちに、日本の状況とよく似た異例の長期ゼ ロ金利時代を米国にもたらし、マクロ経済に未知の結果を引き起こして いる。

ブラード・セントルイス連銀総裁(アーカンソー州ロジャーズで講 演):超過準備の付利引き下げをめぐる政策担当者の姿勢はそれほど変 わっていない。何らかの特別な状況や特殊な事情が生じない限り、 FRBが市中銀行の超過準備への支払い金利を引き下げるとは思わな い。ただ、景気が急下降した場合には、引き下げを真剣に検討する可能 性がある。

<11月20日> ブラード・セントルイス連銀総裁(ブルームバーグテレビジョンのイン タビュー):12月のFOMC会合で緩和縮小が議論されることは確実 だ。ただ決定するかどうかはデータ次第になるだろう。雇用統計で力強 い内容が示されれば、12月の緩和縮小の可能性がやや高まると思う。

ブラード・セントルイス連銀総裁(ブルームバーグ主催の会議で):米 金融当局はインフレ目標の下限設定を検討する必要がある。下限として は1.5%が適切。インフレをフォワードガイダンスに追加することも考 えられる。

ダドリー・ニューヨーク連銀総裁(ニューヨークでの記者会見):欠け ている要素は労働市場の改善を実際に支える成長率の加速が現実に見ら れないことだ。

コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁(マーケット・ニュース・インタ ーナショナル(MNI)とのインタビュー):金融当局は資産購入を近 い将来に縮小するべきではない、追加の金融緩和を検討するべきだ。追 加緩和は必ずしも債券購入を増やすという形をとる必要はない。

<11月19日> バーナンキFRB議長(ワシントンでエコノミストとの会合で講演): 資産購入の終了後も、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標はか なりの期間ゼロ近くで推移する見通し。失業率が6.5%の目安を下回っ た後も恐らくはしばらくそうだろう。緩和縮小の開始には多数の経済指 標が必要だ。

バーナンキFRB議長(ワシントンでの講演後エコノミストとの質疑応 答):住宅供給を支援し、金融市場を強化して消費者のバランスシート を改善することでFRBの政策が中間所得層を助けている。

イエレンFRB副議長(上院議員宛て書簡で):金融当局の資産購入は 長期金利に下向きの圧力をかけ、緩和的な金融環境を後押しすること で、より強力な景気回復を促進し、労働市場の環境を改善するととも に、インフレ率を2%の目標付近にとどめる一助となった。目安を突破 しても、米連邦公開市場委員会(FOMC)が直ちにフェデラルファン ド(FF)金利の誘導目標を引き上げるわけではない。目安の突破を踏 まえFOMCは利上げが適切かどうかを検討することになる。

エバンス・シカゴ連銀総裁(シカゴでの講演):連邦準備制度の最大の 課題は信頼性。われわれが日銀のようなリスクを抱えていると誰からも 思われないようにしたい。

エバンス・シカゴ連銀総裁(シカゴでの講演):量的緩和を縮小し始め られるようわれわれは労働市場が大幅に改善したとの判断に達すること を望む。

エバンス・シカゴ連銀総裁(シカゴでの講演):量的緩和の利益は費用 をはるかに上回る。最大のリスクは恐らくインフレが最終的に加速する ことだろう。

<11月18日> ダドリー・ニューヨーク連銀総裁(ニューヨークのフラッシングで講 演):2013年の経済成長はこれまで期待外れな状況だが、成長ペース が14年に多少上向き、15年にはさらにもう少し加速するという根拠が示 されると考えている。成長が上向くにつれ、労働市場の状況は一層大幅 に改善するとみている。

プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁(フィラデルフィアでの講 演):われわれは金融政策の方向性をめぐる長引く不透明感を生み出し ながら、この債券購入ゲームを成り行き任せで続けて、FRBの信頼性 を危険にさらすことはできない。

ローゼングレン・ボストン連銀総裁(アブダビ首長国での講演):投資 銀行とブローカーディーラー事業を活発に行っている国際的な銀行は金 融システムに重大な潜在的リスクをもたらす。このような銀行は大手金 融機関で最も自己資本比率を高くすべきだ。

コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁(ミネアポリスでの講演):大き 過ぎてつぶせない銀行の問題に対処するために評価基準が不可欠であ り、それにより同問題の解決に向けた進展具合が正確に把握できる。

前回の発言録はここをクリックしてください。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE