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【ECB要人発言録】低金利がもたらすリスクを認識-総裁

11月18日から24日までの欧州中央 銀行(ECB)要人らの主な発言は次の通り(記事全文は発言者の氏名 をクリックしてください)。

<11月23日> アスムセン理事(南ドイツ新聞が主催した会議で発言):中銀預金金利 をマイナスにすることは理論上は可能。私はこの手段に極めて慎重だと 常に述べてきた。われわれには金利サイドの伝統的手段のほか、必要な 場合に講じることが可能な非伝統的手段があり、あらゆる種類の手段を 備えている。

クーレ理事(パリの会合で講演):政策決定プロセスの透明性をいかに して高められるか、また金融政策協議の内容をどのように公表し得るか についてもECB政策委員会は検討する。

<11月22日> ノボトニー・オーストリア中銀総裁(パリで):デフレを予想していな い。

ノボトニー・オーストリア中銀総裁(パリでの会合で):(欧州の銀行 システムの是正について)欧州経済の需要が不足しているという問題に 対応するものではない。需要がなければ投資もないため、われわれは勝 つことができない戦いに携わっている。

<11月21日> アスムセン理事(ニューヨークで講演後の質疑応答):中銀預金金利を マイナスに引き下げる手段を検討した。理論的には利用可能で、可能性 を排除することはないが、個人的にはその適用に非常に慎重な考えだ。

バイトマン氏(ベルリンでのイベントで):(ECBの流動性供給の) 条件は市場環境と比較して過度に寛大であってはならない。中銀のリフ ァイナンスオペが、銀行セクターの構造的問題が修正されず放置される 状況をもたらしてはならない。

ドラギ総裁(ベルリンで講演):(マイナス金利ついては)前回の政策 決定会合で話し合った。それ以降に新しいニュースは何もない。

ドラギ総裁(ベルリンで講演):ここ数カ月はディスインフレがスロー モーションで進んでいた。景気とマネー動向が依然として弱いことを考 えると、最新のデータはユーロ圏が今後、長期にわたる低インフレに直 面する可能性を示唆している。

<11月20日> ノワイエ仏中銀総裁(ダウ・ジョーンズへの寄稿):ECBにはリスク 浮上した場合も多くの政策手段がある。ユーロ圏では全体的に貨幣と信 用の伸びが極めて緩やかだ。デフレのシグナルではないが、監視と警戒 が必要。

バイトマン独連銀総裁(独紙ツァイトとのインタビューで):(一段の 金融緩和が)賢明だとは思わない。技術的には選択肢が尽きたというこ とではない。しかし、問題は何が賢明かということだ。さらなる行動に ついての議論は、今回の危機の根本原因から視線をそらさせる。

<11月19日> アスムセン理事(オーストリアのORFラジオとのインタビューで): ECBの金融政策の選択肢は尽きていない。それが必要であることをイ ンフレ率が示せば、再び行動することがあり得る。中銀預金金利をマイ ナスにすることも取り得る選択肢の一つだ。そのような措置について私 は極めて慎重であるべきだと考えるが、基本的に排除したくはない。

プラート理事(フランクフルトで):景気循環の上向きは確認された が、回復は依然として脆弱(ぜいじゃく)だ。インフレ率は低く、期待 もしっかり抑えられている。

<11月18日> ノボトニー・オーストリア中銀総裁(ウィーンで講演):経済は回復し ている。(銀行同盟は)鍵となる機構改革であり、ユーロ圏以外の国に 対し可能な限りオープンで、訴求力があるよう意図されている。

ノボトニー・オーストリア中銀総裁(ウィーンで):(低インフレへ の)一段の措置が必要になった場合には、多数の手段がわれわれの武器 庫にはある。

メルシュ理事(フランクフルトで):(域内銀行に対する)これらのテ ストについて期間を2016年末までの3年とする方向に議論が傾いてい る。基本シナリオといわゆる最悪のシナリオを用意することになるだろ う。

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