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企業幹部の報酬制限を否決-スイスの国民投票、反対が65%

スイスで24日、企業幹部の報酬を一 般社員の12倍に制限する提案の是非を問う国民投票が行われ、反対多数 で否決された。可決されれば、先進国で最も踏み込んだ報酬制限となる はずだった。

政府の24日の発表によると、反対票は65%に上った。コンサルティ ング会社gfs・ドット・ベルンなどの世論調査でも否決が予想されて いた。投票率は53%と、この3年間で最高だった。

欧州で最も高い報酬を得る最高経営責任者(CEO)20人中少なく とも5人がスイス企業に在籍している。スイスは伝統的に企業優先の風 潮があるが、国内銀行最大手UBSの政府救済や、最終的には撤回され たスイスの医薬品メーカー、ノバルティスのダニエル・バセラ会長に対 する最大7800万ドル(現在のレートで約79億円)の報酬計画を受けて過 剰な幹部報酬に反対する意見が強まっている。

「1対12イニシアチブ」と呼ばれるこの提案の可決が世論調査で示 唆された時期もあったが、スイスのロシュ・ホールディングのセブリ ン・シュバンCEOやABBのウルリッヒ・シュピースホファーCEO ら企業幹部が競争力低下と経済への悪影響を理由に反対したことなどか ら、提案への支持は後退した。

原題:Swiss Voters Reject Strictest Executive Pay Limits in Ballot (2)(抜粋)

--取材協力:Patrick Winters、Eshe Nelson. Editor: Zoe Schneeweiss

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