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インドネシア中銀に追加利上げの圧力、経常収支の改善進まず

インドネシアはここ8年で最も積極 的な金融引き締めを行ってきたが、経常赤字の抑制にはほとんどつなが っておらず、米金融当局が緩和縮小を開始する前に追加利上げや他の措 置を求める声が高まっている。

インドネシア中央銀行は6月半ば以降に政策金利のレファレンス金 利を計1.75ポイント引き上げ7.5%に設定。これは2005年以来の急速な 利上げペースとなる。先週発表された同国の7-9月(第3四半期)の 経常赤字が過去2番目の大きさとなったことを受け、JPモルガン・チ ェースとスタンダードチャータードは現時点で、来年1-6月(上期) に0.5ポイントの追加利上げを予想している。

米金融当局が緩和縮小の可能性に言及したことを受け、インドネシ アの株式とルピア建て債券市場における海外投資家の資金動向は6月 に38億ドル(約3850億円)の売り越しとなった。米国の緩和縮小が始ま る前に経常収支の改善が進まなければ、インドネシアは再び大幅な資金 流出に見舞われかねない。同国政府は今週、消費財の輸入関税を引き上 げる方針を発表。政策担当者が経常赤字縮小に向けた他の手段を模索し ていることが示された。

バンク・ダナモン・インドネシア(ジャカルタ)のチーフエコノミ スト、アントン・グナワン氏は「インドネシアが本当に利上げを必要と する時に、中銀にその余地がなくなっているのではないかと心配だ」と 指摘。「先週、急いで利上げする必要はなかった」と述べた。

インドネシア中銀は12日、0.25ポイントの利上げを実施。ブルーム バーグがエコノミスト25人を対象に実施した調査でこの結果を見込んで いたのは1人だけだった。10月は金利据え置きとしていた。13日発表さ れた7-9月の経常赤字は84億ドル。4-6月(第2四半期)は99億ド ルと、過去最大に達していた。

原題:Indonesia Pain Threshold Looms on Rate Increases: Southeast Asia(抜粋)

--取材協力:Manish Modi. Editors: Neil Chatterjee, Shamim Adam

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