コンテンツにスキップする

ハーバード大の精神科医ら、ヨガと瞑想の効果を科学的証明へ

ヨガを実践している人々が数世紀に わたって正しいと信じてきたことが、科学者らによって証明される日が 近づいている。それは、ヨガと瞑想(めいそう)はストレスと病気の防 止につながるという考え方だ。

ハーバード大学医学大学院の精神科医、ジョン・デニンジャー氏を 中心とした科学者らは、慢性的にストレスにさらされている状況でヨガ が遺伝子と脳の活動にどのような影響を及ぼすかについて5年間にわた る研究を行っている。今年発表した調査結果では、心身を調整する方法 によってストレスと免疫機能に関連する一部の遺伝子のオンとオフの切 り替えがいかにして可能になるかを示した。

ヨガと瞑想のメンタルヘルスへの効果についてはこれまで数百件の 研究が実施されているが、アンケート調査や心拍数と血圧の測定などの 手法に頼る傾向があった。最近になって神経画像のほかゲノムの構造や 機能の解析技術が利用されるようになり、デニンジャー氏の最新の研究 では生理学的な変化をより詳しく測定できるようになった。

デニンジャー氏は「実際に生物学的な効果がある」と指摘。「瞑想 時に起こっていることは、脳だけではなく体全体に影響を及ぼしてい る」と述べた。同氏はハーバード大学医学大学院の研修医が研修する病 院の一つ、マサチューセッツ総合病院のベンソン・ヘンリー心身医学研 究所で調査ディレクターを務めている。

世界保健機関(WHO)の推計によれば、長期欠勤や離職、生産性 の低下などストレスに起因する米企業の年間損失は少なくとも計3000億 ドル(約30兆4000億円)に上る。

原題:Harvard Yoga Scientists Find Proof of Meditation Benefit: Health(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE