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ネガティブエクイティの割合、7-9月は急減-米住宅保有者

米国で住宅ローン残高が持ち家の現 在価値を上回る「ネガティブエクイティ」の状態にある借り手は、7- 9月(第3四半期)に過去最大のペースで減少した。住宅価格の値上が りが寄与した。

不動産情報サービスのジローが21日発表した資料によると、ネガテ ィブエクイティの状態にある住宅の割合は7-9月期に21%と、4-6 月(第2四半期)の23.8%から減少した。エクイティ(住宅価格からロ ーン残高を差し引いた純資産価値)が20%以上の住宅保有者は全体 の60.8%と第2四半期の58.1%から増加し、保有物件を売却して新規物 件を購入することが容易になっている。

クレディ・スイス・グループのチーフエコノミスト、ニール・ソス 氏(ニューヨーク在勤)は「エクイティがプラスとなり、次の住宅購入 に必要な頭金を用意できるようになれば、住宅売却は大幅に回復するだ ろう」と指摘。「持ち家を売却できるようになれば、新しい物件に買い 替えるという拡大効果が見込まれる」と述べた。

全米不動産業者協会(NAR)によれば、売り出し物件は今年前半 に180万件と、過去10年余りで最低の水準に落ち込んだ。ローラー・エ コノミック・アンド・ハウジング・コンサルティングのトーマス・ロー ラー社長は、「持ち家を売却できる水準にエクイティが増加した住宅保 有者の累積需要が、来年の住宅市場を支えるだろう」と予想。「春季の 売却シーズンに効果を目の当たりにするだろう。休暇シーズンに持ち家 を売りに出す人は多くない」と付け加えた。

原題:Americans Recovering Equity in Homes at Record Pace: Mortgages(抜粋)

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