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【M&A潮流】分割構想に現実味-独ティッセンクルップ

ドイツの製鉄会社ティッセンクルッ プは筆頭株主が示していた分割構想をずっと拒否してきたが、物言う投 資家が保有株を買い増したことで、同社の分割が現実味を帯び始めた。

保有株を増やしたことを9月に開示したスウェーデンの投資会社セ ビアン・キャピタルは、今やティッセンクルップ株主の2位だ。製鉄か らエレベーターシステム、風力タービン向けベアリングなども手掛け る135億ドル(約1兆3600億円)規模のティッセンクルップが分割など の方向に進む可能性があるとの見方から、同社株はセビアンの情報開示 後に上昇した。

独コメルツ銀行は、ティッセンクルップは主要事業を切り離した方 が良いとみている。同社株を含め約2000億ユーロ(約27兆円)を運用す るユニオン・インベストメントの運用担当者イエルク・シュナイダー氏 は「分割はあり得る」と指摘。「物言う株主は多くのことを動かすこと ができる。ほとんどありそうもないと思われていたことが突然、可能性 を持つようになった」と述べた。

ティッセンクルップ広報担当ロビン・ツィンマーマン氏は分割の可 能性についてコメントを控えた。同社の筆頭株主クルップ財団の代理人 は、同財団が分割を支持するかとの問いに対しコメントを避けた。

原題:ThyssenKrupp Split No Longer Taboo as Cevian Moves In: Real M&A(抜粋)

--取材協力:Aaron Kirchfeld、Matthew Campbell、Thomas Biesheuvel、菅磨澄. Editors: Beth Williams, Sarah Rabil

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