コンテンツにスキップする

バイトマン氏、ECBの流動性措置が寛大過ぎてはならない

欧州中央銀行(ECB)の政策委員 会メンバー、バイトマン・ドイツ連邦銀行総裁は21日、市中銀行への流 動性供給措置が資本市場の機能を損なってはならないとの見解を示し た。

同総裁はベルリンでのイベントで、ECBの流動性供給の「条件は 市場環境と比較して過度に寛大であってはならない」とし、「中銀のリ ファイナンスオペが、銀行セクターの構造的問題が修正されず放置され る状況をもたらしてはならない」と論じた。

ECBは来年にユーロ圏の銀行監督責任を担うが、それまでに1年 をかけて、銀行のバランスシート査定や健全性審査を実施する。2011 年12月と12年2月に実施した2回の3年物長期リファイナンスオペ (LTRO)では、計1兆ユーロ(約136兆円)余りを金融システムに 注入し信用逼迫(ひっぱく)を防いだ。銀行はこの資金を早期返済しつ つあり、当局者らはこのような措置の再開が必要かどうかを議論してい る。

バイトマン総裁は「ユーロ圏のリファイナンスオペには非常に長期 のものもある。従って、中銀が供給する流動性が資本市場の役割を侵害 することがないよう警戒することが必要だ」と語った。

ECBは7日にオペの最低応札金利を過去最低の0.25%に引き下げ るとともに、オペでの応札額全額供給を2015年半ばまで継続することを 明らかにした。

バイトマン総裁は「流動性供給の目的には、民間部門への信用供与 が行われるようにすることもある」と指摘し、中銀からの流動性を銀行 が国債保有を積み上げるために使うべきではないと戒めた。危機の影響 が強いユーロ参加国では銀行の国債保有が「過去2年に一貫して増えて きた」と指摘。銀行と政府の結び付きが強まる状況に対して警告した。

原題:Weidmann Says ECB Liquidity Operations Shouldn’t Be Too Generous(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE