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欧州債下落、FOMC議事録が緩和縮小を示唆-英国債も下げる

21日の欧州債市場ではユーロ圏諸国 の国債が総じて安い。20日公表された米連邦公開市場委員会( FOMC)議事録で、米景気の改善が続いた場合、月額850億ドルの債 券購入を「数カ月内」に縮小する可能性が示された。

ドイツ10年債利回りは約1週間ぶりの高水準となった。ユーロ圏の 製造業とサービス業の活動が引き続き拡大したことが、この日発表の経 済指標で示された。スペインとイタリアの国債は下げ幅を削った。今月 に利下げを実施した欧州中央銀行(ECB)が、回復支援のため刺激策 を拡大するとの観測が高まったことが背景にある。

ノルデア銀行の債券アナリスト、ヤン・フォンゲリッヒ氏(ヘルシ ンキ在勤)は、ドイツ債利回りを上昇させた「大きなきっかけは当然の ことながら米当局だった」とし、「米国債利回りは動き続け、欧州債利 回りも追随するだろうが、同じ度合いにはならない。欧州では中銀が明 らかに緩和拡大に傾いているためだ」と語った。

ロンドン時間午後4時24分現在、ドイツ10年債利回りは前日比3ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.74%。一時は1.78% と、13日以来の高水準となった。同国債(表面利率2%、2023年8月償 還)価格は0.265下げて102.27。

スペイン10年債利回りは2bp上昇し4.11%。一時は4.16%と、7 日以来の高さに達した。同年限のイタリア国債利回りは1bp上 げ4.10%。

英マークイット・エコノミクスが発表した11月のユーロ圏の製造業 とサービス業の生産活動を示す総合景気指数(速報値)は51.5。製造業 景気指数も51.5で、ともに5カ月連続で活動拡大・縮小の分かれ目とな る50を上回った。

英国債相場も下落し、10年債利回りは2カ月ぶりの高水準となっ た。ロンドン時間午後4時25分現在は、前日比9bp上昇の2.82%。一 時は2.87%まで上げた。同国債(表面利率2.25%、2023年9月償還)価 格は0.725下げ95.15。

原題:European Government Bonds Decline on Fed QE Tapering Outlook(抜粋) Gilt Yields Jump Most in Two Months on Bets Fed to Slow Stimulus (抜粋)

--取材協力:Jeevan Jyothyprakash. Editors: Keith Jenkins, Nicholas Reynolds

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