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人生半ばでリセッションに遭うと後で認知力低下のリスク-研究

人生の半ばで複数回のリセッション (景気後退)に遭遇すると、後で認知力低下に見舞われるリスクが高ま る-。医学誌ジャーナル・オブ・エピデモロジー・アンド・コミュニテ ィ・ヘルスで21日発表された研究が示した。

欧州の11カ国の1万2000人からデータを集め分析した結果による と、40代の半ばから後半の間に全くリセッションに遭わなかった男性 は50-74歳の間の認知スコアが平均でマイナス0.07だった。これに対 し、4回以上のリセッションに遭った人はマイナス0.12。研究はルクセ ンブルク大学の研究員、アンヤ・リースト氏が率いた。

認知力の低下は解雇やパートタイムの職に就かなければならなかっ たこと、給与カットやステータスの低い仕事をせざるを得なかったこと に原因がある可能性があると、研究論文の筆者らは指摘している。リセ ッション期に生まれた人は将来に認知力が低くなる傾向を示す別の研究 もある。

論文は「影響を受けやすい中年期に予想外のマクロ経済ショックに 見舞われると、認知力を蓄える力が弱まる可能性が示唆された」として いる。

認知スコアは言葉の流ちょうさ、短期と長期の記憶力、方向感覚、 計算能力のテストを基に算定する。

原題:Recessions During Mid-Life Linked to Risk of Cognitive Decline(抜粋)

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