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鉱業協会会長「良識ある対応を」、インドネシア鉱石輸出禁止に懸念

日本鉱業協会の矢尾宏会長(三菱マ テリアル社長)は21日の会見で、インドネシア政府が来年1月から鉱石 の輸出禁止を予定していることに対して「日本とインドネシア双方にと って決して望ましくない。良識ある対応を期待している」と述べた。

インドネシアは未加工の鉱石輸出を禁止する新鉱業法を来年から施 行する予定。日本は昨年度、ニッケル鉱石の約4割を同国から輸入して おり、輸出が禁止されれば矢尾会長は「ニッケル製錬業への影響は大き い」と述べた。日本企業も出資するインドネシアの銅鉱山や銅製錬所の 操業についても「たちまち経営が成り立たなくなる」との懸念を示し た。銅鉱山は輸出依存度が高いため、輸出できなくなると操業停止の恐 れもあり銅製錬所にも影響が及ぶ。

日本側は従来から官民一体となりインドネシア政府に鉱石輸出禁止 の撤回を申し入れてきたが「来年1月を目前にいまだ具体的な対応は明 らかにされていない」という。「インドネシアにとっても雇用の問題や 経済的な影響は非常に甚大なものが見込まれる」として、引き続き方針 撤回を求めて「あらゆる手を尽くす」と強調した。

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