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米株式投信への資金流入が13年ぶり高水準、株高追う個人資金

米国の株式投資信託への資金流入 が13年ぶりの高水準に達している。米株式相場が最高値近辺で推移する 中、金利上昇時に債券投資の損失が膨らむリスクがあることが資金流入 の背景にある。

モーニングスターの推計によると、株式投信への今年1-10月期の 資金流入は1720億ドル(約17兆円)と、2000年全体の2720億ドル以降で は最高。資金流入の大部分は外国投信向けだが、米国内の株式投信への 流入額も04年以来の高水準にある。

投資マネーの流れは、債券に1兆ドルが流入した12年までの4年間 の動向からは逆転した形。多くの投資家が金融危機で株式から資金を引 き揚げ、S&P500種株価指数が安値の約3倍に上昇した好機を逃し た。今年は中核の債券ポートフォリオで異例の損失が出ている上、S& P500種の25%の上昇も重なり、株式への資金の還流に弾みがついてい る。これをパフォーマンスを追いかける危険な動きだと呼ぶ専門家もい る。

独立系ファイナンシャル・アドバイザーのジョナサン・ポンド氏は 「個人投資家はタイミングをつかむのがひどく下手な場合が多い」と指 摘。個人マネーの流入は相場が天井に近い逆張り指標となる可能性があ ると付け加えた。

米資産運用会社グランサム・マヨ・バン・オッタールー(GMO) のチーフ投資ストラテジスト、ジェレミー・グランサム氏は今週の顧客 宛ての書簡で、「1999年以降で3回目の深刻な相場崩壊が起こるだろ う」と予想。ブラックロックのローレンス・フィンク最高経営責任者 (CEO)は今月、中国や日本、フランス、米国の政治リスクで株価が 最大15%下落する可能性があるとの見方を示している。

原題:Stock Funds Lure Most Cash in 13 Years as Investors Chase Rally(抜粋)

--取材協力:Nick Taborek. Editor: Josh Friedman

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