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プジョーの増資計画に思わぬ障害、東風汽車が方針変更-関係者

仏自動車メーカー、プジョーシトロ エン(PSA)が進めている増資による資金調達計画が予期せぬ障害に ぶつかった。中国の東風汽車が、当初表明していたよりも引受額を減ら す考えだという。事情を知る複数の関係者が明らかにした。

交渉が非公開であることを理由に同関係者が匿名で語ったところに よれば、東風汽車は当初案の半分である10%程度の引き受けを検討。プ ジョー株購入より、既存の両社の合弁事業拡大への関心が強いという。

事情に詳しい関係者が先月述べたところによると、プジョーは少な くとも30億ユーロ(約4050億円)の増資案を示し、東風汽車と仏政府が 均等に取得する予定だった。プジョーは1-6月(上期)に自動車部門 で5億1000万ユーロの営業赤字を計上。欧州での需要が20年ぶりの低水 準に落ち込んだことから、他地域で事業を広げるとともに、開発費に充 当するため増資を検討している。

CM-CICセキュリティーズ(パリ)のアナリスト、フロラン・ クブルール氏は「プジョーが現在抱えている問題は世界的なもので、東 風汽車が10%株式を買っても何も変わらない」と指摘。「プジョーは欧 州事業の再構築の必要がある。シナジー効果のない米ゼネラル・モータ ーズ(GM)との提携や一貫性のない製品ラインナップの見直しなど だ」と述べた。同氏はプジョー株式の売却を勧めている。

20日のパリ市場でプジョーの株価は前日比7%安の10.17ユーロで 引けた。東風汽車の出資比率が当初計画より小さくなれば、雇用や国内 拠点の維持に関心を持つ仏政府の発言力が強まる可能性がある。

プジョーの広報担当者ピエールオリビエ・サルモン氏はコメントを 控えた。武漢にある東風汽車の本社に営業時間外に連絡を試みたが、返 答はない。

原題:Peugeot Talks Said to Hit Snag as Dongfeng Seeks Smaller Stake(抜粋)

--取材協力:Jacqueline Simmons、Aaron Kirchfeld、Charles Penty. Editors: Chad Thomas, Chris Reiter

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